秋はなぜかメイクを見直したくなる季節でもあります。
「できるだけ目をぱっちりと見せたい」
「メイクを長持ちさせたい」
いつの時代も、目元や眉をメイクするとき、悩みはつきものです。
また、かたちが整っていない眉は、顔を見た相手に不安感を与えているとも言われています。
今回はこの2つのパーツの悩みについて対策をしていくお話です。
目次
1.ダントツで多い目元メイクの悩み
まず、顔でいちばん見てしまうのは「目」です。
会話をする、人を見分けるのに必ずといっていいほど目を見るからです。
ここで相手にいい印象を与えたいと思うのは自然なことですね。
具体的にいくつか例をあげてみました。
離れた目を寄せて見せたい
最近は、顔が中心に寄るような「寄せ目メイク」が人気です。
離れた目の場合は、目頭がポイントとなります。
1:ピンクゴールドのシャドウをアイホールに指で塗って影を作ります
2:ブラックのリキッドタイプまたはクリームタイプのアイライナーを、まつ毛のキワと目頭に入れます。
このとき、目頭はくの字に入れて下は1mmくらい内側に入るようにしてください
3:濃いグレーのシャドウを平筆にとって、2で入れたラインをぼかすように塗ります
こうすることで落ちにくくなります
4:眉頭の下にあるくぼみに、イエローブラウンのシャドウをチップにとって、軽く入れます。
これで目が内側に近づいたような仕上がりになります。
のっぺり顔を立体的に見せたい
これは、眉毛と目頭の横部分がポイントとなります。
1:やわらかいブラシで、自眉より内側にパウダータイプのアイブロウをのせます
2:指でぼかして眉頭の下のくぼみから目頭の横まで伸ばします
これで陰影がつき、立体感が出ます
アイシャドウはどこまで塗れば立体感が出る?
これも、目頭の横部分まで塗ることがポイントです。
1:マットなブラウン色のシャドウを指にとって、目のキワ部分を目頭から目尻へ向かって塗ります
2:目をあけてみて、鏡で確認します
足りないようであれば、アイホール部分まで近づけて重ね塗りをします
3:マットな薄いブラウン色のシャドウを眉頭の下のくぼみから目頭の横まで塗ります
ノーズシャドウの役割を果たし、立体的に仕上がります。
下まぶたのアイラインが落ちやすい
これはラインの入れ方とシャドウのダブル使いがポイントです。
1:極細のペンシルタイプのアイライナーを使って、まつ毛のあいだのすき間を埋めます
濃いブラウン色を使ってみましょう
線を引くのではなく、目尻から点を打つように入れます
自分のよいと思うところまで入れてください
2:深みのある赤茶のアイシャドウを細目のブラシにとり、1で入れた点をぼかしていきます
これで落ちにくさが違ってきます。
アイラインを引いても、目立たない
若い人に多いケースですが、目の上の肉がかぶっていることが大きな原因です
これは、ラインを入れる位置がポイントです。
1:まつ毛のあいだを埋めるように入れるのがアイラインの基本の入れ方ですが、これで目立たない場合は、さらにまつ毛の少し上にも重ねるようにラインを入れます。
2:目をあけたときに、ラインが見えればOK
これでもまだラインが隠れているようであれば、見えるまでラインをまつ毛の外側に描き足します
まつ毛が下がってしまう
朝、ビューラーで上げたまつ毛が次第に下がってしまう場合は、まつ毛用のホットカーラーを使ってクセをつけましょう。
きちんと冷ますのがポイントです。
1:指をまつ毛のすぐ下に置いて、ホットカーラーでまつ毛を上げてクセをつけます
2:ホットカーラーをはずしたら、すぐに下に置いた指をまつ毛にあててそのまま、冷まします
まつ毛が下がる原因は、まつ毛を支えるまぶたの力が弱くなっていることも考えられます。
ハリのはるまつ毛を育てる環境を整えるのも大切です。
まつ毛とまぶたの両方におすすめの美容液もあります。
メイクの上からでも使えるので検討してみるのもよいですね。
2.眉毛の描きかたで、顔の印象は台無しになる!
目元も大切だけど、眉毛もおろそかにはできません。
毎日のことだから手慣れたものですね。
「頑張ってはいるけれど、つい同じかたちで眉を描いてしまう」
「なんとなくあか抜けない・・・」
もしかすると、自分の骨格や眉のかたちに合っていない描きかたなのかもしれません。
ありがちな眉のかたちを例にとって描いていきましょう。
ボサボサ眉
「眉毛は抜かないほうがよい」とわかって、ナチュラル感を大事にするあまり、手入れをしていない眉。
眉毛の量はあるのでそのままアイブロウをのせると、眉ばかり太くなって悪目立ちしてしまいます。
また、ボサボサ眉ではあか抜けた印象にはなりません。
少し手を加えるだけで、立体的であか抜けた眉になります。
1:毛の流れを眉ブラシで整えます
眉頭は内側、中央部は上側、眉尻は外側に流していきます
2:パウダータイプのアイブロウをブラシにとって、眉の中央からのせていきます
眉毛を逆立てるように、全体にふんわりとのせます
3:今度は、チップにとって眉の薄い部分をポンポンと色を付けていくイメージでのせます
4:眉マスカラを眉尻のみに、外側へ毛の流れを意識しながらのせます
5:めん棒で、眉頭をくの字にぼかすことで、ふんわり感が増します
メリハリのない平行な眉
目の上に平行に生えている眉毛。
本当はもっと形を変えたいけれど、骨格を無視してしまうと、ヒドイ結果になってしまうかも・・・となかなかチャレンジできないのがこのタイプです。
自然な眉山を作ってメリハリのある顔立ちを演出しましょう。
1:自分の眉山の位置を確認します
目尻からまっすぐ上にのばした部分で、目を見開いて眉をあげたときに、いちばん高くなる眉の位置がめやすです
2:薄づきのリキッドタイプアイブロウで、1の眉山の位置に三角形を描きます
3:パウダータイプのアイブロウをブラシにとって、眉山から眉尻、眉山から眉頭の2ステップでのせます
2で使った色と合わせた色味を使いましょう
4:眉山から眉尻の下部分で、下向きに生えているはみ出た毛先をカットします
5:透明タイプの眉マスカラで、毛の流れを上向きに整えます
細目で角度のついたキツめの眉
とにかく細い眉が流行ったときに、自眉を抜きすぎて生えにくくなってしまったパターン。
眉を描くのには慣れている人が多いので、今のナチュラル太眉を作るのには、アイテムを加えるだけでうまくいきます。
1:パウダーアイブロウをブラシにとって、眉全体のかたちを整えます
太さはあまり意識せず、眉山から眉尻へ、眉山から眉頭へと2ステップに分けてのせていきます
2:眉山の下部分は毛がないので、ジェルタイプのアイブロウを使用すれば密着度も高く、発色もよくなります
ここで太さを出していきましょう
3:眉マスカラで眉毛にからませるように塗ります
色はパウダーよりもワントーン明るいものを塗ることで、キツい印象だった眉毛がやわらかくみえます
眉のお直しに便利
外出先で、眉メイクが落ちてきた場合は、原因の多くは汗や皮脂です。
ティッシュペーパーでやさしく押さえてから、ペンシルタイプのアイブロウを使うと部分的な補修がきれいにできて便利です。
目元と眉のメイクを変えるだけで、ぐっと印象が変わります。
季節の変わり目などに向けて、チャレンジしてみてはいかがでしょう。
読んでくださりありがとうございました。