ここを意識すれば美肌に!?生活習慣を少し見直そう

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美肌のために「適度な運動」「ストレスをためない」ということはよく言われていますね。

とはいっても、運動する時間が取れなかったり、思いもかけないときにやってくるストレスの原因から身を守るのはなかなか大変です。

ここでは時間をかけずに意識することで美肌につながるお話しをします。

1.無理なダイエットが肌トラブルを招くワケ

「●●までに5キロやせる!」と、短期間のうちに炭水化物を抜いたり1日に1食しか摂らない生活をしていると、体重とともに筋肉も落ちていきます。

ということは、肌もたるんでくるわけです。

体は常に自分を守ろうとするので、生命維持にかかわる脳や内臓に優先的に栄養を送るため、髪や肌、爪は二の次になり、衰えていきます。

また、なるべく代謝も抑えようと省エネモードになるため、自律神経や女性ホルモンのバランスも乱れます。

女性ホルモンの乱れ→*卵胞ホルモンが分泌されにくくなる→肌が老化する

という悪循環に陥ってしまうのです。

*卵胞ホルモンは、活性酸素を取り除いたり、コラーゲンを維持する作用があります。

無理なダイエットは、便秘も起こしがちです。

便秘により腸内の悪玉菌が増えて活性酸素が大量に発生し、それらが血液に取り込まれてダメージを与えます。

これが血行不良を起こし、肌トラブル、老化を招くのです。

このように、短期間の無理なダイエットは肌の老化をスピードアップさせてしまいます。

2.女性ホルモンの種類によって、肌のお手入れを変える

女性は28日周期で体が変化します。

これは女性ホルモンのうちの卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌量が変化するためです。

二つのホルモンは「生理期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」の4つの時期に分かれて増減を繰り返しています。

この4つの時期は、それぞれ体におよぼす影響が違ってくるので、時期に合った肌のお手入れをすることで美肌に近づけるのです。

生理期

*卵胞ホルモン、黄体ホルモンどちらも分泌が少なくなる時期です。

【この時期の肌のお手入れ】

・肌は乾燥しやすく、敏感な時期です。化粧品を変えるのは避けましょう。なるべく肌にやさしいものを使ってください。

卵胞期

*黄体ホルモンは変わらないけれど、卵胞ホルモンの分泌が増える時期です。

【この時期の肌のお手入れ】

・明るく、うるおった肌になりやすい時期です。ここでは新しい化粧品を試すのもよいでしょう。

この時期に試してみて、合わなかった化粧品やお手入れは、基本的に自分には向いていないと判断ができます。

排卵期

*卵胞ホルモンの分泌がもっとも多くなる時期です。

【この時期の肌のお手入れ】

・体が妊娠した状態に整えられて、肌もいきいきとする次期です。

卵胞期と同じく前向きに美白やエイジングケアを行うのもよいでしょう。

注意したいのは、この時期に睡眠不足になると、排卵後のホルモンバランスに影響することがありますので、質のよい睡眠を心掛けることがポイントとなってきます。

黄体期

*卵胞ホルモンの分泌が減り、黄体ホルモンが増える時期です。

【この時期の肌のお手入れ】

・生理前に分泌され、皮脂分泌も増やしてシミやニキビをできやすくするのが黄体ホルモンです。

いっぽうで肌も乾燥させるというやっかいな時期です。

生理前に肌が不安定になるというのはここからきています。

この時期は洗顔、保湿で清潔な肌を保つようにしましょう。

3.簡単にできるマッサージとツボ押しで血行をよくする

血行不良が肌トラブルを招くのであれば、血液の流れをよくすることで防げます。

すきま時間を利用してできるマッサージとツボ押しを試してみてください。

マッサージ

  • お腹

・おへそを中心にして時計まわりと反対方向に両手でやさしくさすったのち、今度は時計まわりにさすります。便秘ぎみのときにもおすすめします。

・床の上に座って太ももから足首に向かって両手で、なでおろしたのち、太もものほうへ血液を押し上げるように、なであげます。

ツボ

  • 手のツボ(合谷ごうこく)

(場所)人差し指と親指の骨が合流するところからやや人差し指寄りにあるくぼみ。

親指で押したときにジーンとくる場所が合谷です。

・逆の手の親指で3秒を目安に繰り返し押します。

体内にたまりがちな老廃物の排出を促すツボ。むくみをすっきりさせましょう。

  • 足のツボ(湧泉ゆうせん)

(場所)足の裏。2の指と3の指の骨のあいだのくぼみです。足の指を曲げたときにできる「人」の字に似たシワが交わる場所です。

・全身に気をめぐらせて代謝をアップさせるツボ。3秒をめやすに押します。

力は個人差があるので、強く押し過ぎないようにしましょう。

冷え性の人にもおすすめです。あらかじめ足をあたためておくほうがよいです。

4.質のよい睡眠が美肌をつくる

睡眠は肌のターンオーバーと深い関係があります。

睡眠に入ってからの3時間以内で成長ホルモンの分泌が活発になるといわれるからです。

肌は寝ているあいだに日中に受けたダメージを修復しています。

そして睡眠中は腸の動きも活発になるため、睡眠がうまくとれていないと便秘の原因にもなり、肌トラブルにつながっていくのです。

  • 必要な睡眠時間

最低6時間をめやすにしましょう。睡眠中の肌や内臓の修復にかかる時間なのです。

多くの時間寝たけれど、朝起きて疲れがとれていなければ、質のよい睡眠とはいえません。

その場合は睡眠環境を整えることも大切になってきます。

  • 質のよい睡眠をとるための環境

(カーテン)

落ち着いた色を選びましょう。遮光カーテンよりも朝日を感じられるほうがすっきりと目覚めることができます。

(寝具)

マットは適度な硬さで背骨に沿って沈むものがおすすめです。素材も肌触りのよいものを選びましょう。

(枕)

頭をのせたとき、首が立っているときと同じカーブを描くのが理想です。

専門店で一度試してみるのもよいですね。お店の人からのアドバイスももらえます。

また、肌を清潔に保つためにも枕カバーはまめに交換しましょう。

(服装)

ゆったりとしたサイズで自由に寝がえりのできるものがおすすめです。寝ているときに汗をかくので、吸水性に富んだ素材を選びましょう。

(照明)

寝る前から暗めにしておき、自然な眠りに導く環境を整えます。就寝時はできるだけ真っ暗にするほうがよく眠れます。

(温度、湿度)

自分にとって快適な温度に設定しましょう。一般的には24~26度といわれています。湿度は50%以上を保つようにしてください。

(食べ物・飲み物)

内蔵の負担を抑えるため、食事は就寝3時間前からは摂らないようにします。飲み物もカフェインが含まれるものは避けたほうがよいです。

5.美肌を目指す効果的な水分のとりかた

人のからだの60%以上は水分です。

水分が不足すると肌のターンオーバーも乱れます。

化粧品でなんとかできるのは、皮膚の表面の角層部分のみ。

内側から水分を補給しなければなりません。

普段気付かないことですが、体は水分不足である状態が多いのです。

運動をしなくても汗はかいていますし、呼吸により水分が蒸発しているからです。

のどが渇いたなと思ったときにはすでに水分不足の状態なのです。

「1日2リットルの水を飲む」は、間違い!?

よく「美容には2リットルの水を飲むこと」と言われますが、人によって向き不向きがあるので要注意。

体質によって内蔵に負担をかけてしまって、むくみやだるさを招くことがあるからです。

まずは1日に1.5リットルを目安に、自分の体にあった量をみつけることが大切です。

水はこまめに補給しよう

とにかく量を飲まなくちゃ、と一度にたくさんの水を飲んだとしても体の外に排出されてしまいます。こまめに1杯ずつ飲むのが理想的です。タイミングとしては

朝起きたとき(腸を目覚めさせる)

毎食時

お風呂の前後(汗をかく前かいた後)

就寝前(朝の脱水状態を防ぐ)

がおすすめです。

冷えが胃腸が気になる人は冷水ではなく常温やぬるま湯で補給しましょう。

カフェインの多い飲み物やアルコールも水分のうち、と言う人がいますがそれは違います。

利尿作用により、飲んだ量以上の水分が排出されてしまうのです。

水を飲むことは最初は抵抗があるかもしれません。

特に硬水はノドごしに違和感を感じる人も多いです。

炭酸水や、レモン・ライムを加えるなどして自分の飲みやすい形で始めてみてください。

続けることが大事です。

できそうなところから試してみることで、少しでも美肌へ近づくことができれば楽しくなってきます。

読んでくださりありがとうございました。

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