肌の老化はコレが原因だった!

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人は生まれたときから成長を繰り返し、それがやがて「老化」と呼ばれるようになってきます。

ある年齢を越えたあたりから、「若くみえる人」と「まだ若いのに、老けてみえる人」が出てきます。

どうしてこのような違いがあるのでしょうか?

若い印象は肌が決める

若くみえる人の特徴、それはいくつになっても美しい肌を保っていることです。

そのためにはずばり、肌の老化を遅らせること。

肌を老化させるのは、おもに3つの要因があります。

紫外線

酸化

糖化

この要因を避けるために、日々のお手入れが必要となるのです。

それぞれについて調べてみました。

紫外線

肌が老化する原因の80%がこの紫外線にあるともいわれています。

お肌の大敵であることはすでにご存じの方も多いでしょう。

紫外線はシミだけではなく、シワ、たるみ、乾燥といった色々なトラブルを引き起こし、老化へつながる要因です。

紫外線は波長の長さにより、UV-A、UV-B、UV-Cの3種類に分けられます。

このうち、地表まで届くUV-AとUV-Bが肌に影響を及ぼします。

UV-A

■波長が長く、肌の真皮まで達します。

コラーゲンやエラスチンといった弾力をつかさどる部分に影響を与えて、たるみやシワの原因を作ります。

最近耳にすることもある「光老化」がこれにあたります。

■カーテンを閉めていても、窓からUV-Aは降り注ぎます。

部屋の中にいても紫外線を浴びてしまうのです。

■発生してしまったメラニン色素を酸化させて、肌の色をくすませてしまいます。

UV-B

いっぽう、シミを作るのはUV-B。

表皮にあるメラノサイトを刺激してメラニン色素を作り出します。

■短い時間でも、日焼けを起こし、肌を赤くしてやがて黒くさせていきます。

(UV-Cは大丈夫?)

残りの紫外線UV-Cは、大気中のオゾン層で吸収されるので、地表までとどきません。

オゾン層は地上20-30kmのところにあり、有害な紫外線から私たちを守ってくれています。

しかし、地球環境の危機が取り上げられている現代、オゾン層の破壊を食い止めることも重要な課題になっているのです。

紫外線は、どんどんダメージが蓄積していきます。

若いうちに肌を焼いても元に戻っているように見えますが、5年、10年後のある日突然、顔にシミを発見することもあります。

予防したい人は、若いうちから対策を行うことが必要ですね。

酸化

酸化とはおおまかにいうと、酸素を得て、水素を失うことです。

身近な例では金属がサビたり、リンゴが時間とともに茶色くなっていくことも酸化によるものです。

人間の体も空気に含まれる酸素のうち、エネルギーとして使われなかった酸素があり、これが酸化してしまうのです。

これが「肌がサビる」と呼ばれるものです。

酸化を引き起こしているのは活性酸素。

息をするだけでも発生するものですが、加齢、紫外線、ストレス、激しい運動、喫煙、多量飲酒などでさらに活性酸素を生み出します。

一度酸化を始めると連鎖が始まります。

肌がサビるとどうなる?

肌が酸化する(サビる)と、活性酸素は肌のタンパク質やDNAを傷つけて、働きを鈍らせます。

その結果、乾燥、たるみ、シワ、シミといったトラブルが起こり、肌の老化を招いてしまいます。

若いうちは、体内に活性酸素を消去してくれる抗酸化物質が活躍してくれますが、加齢とともにその力は弱まり、酸化しやすい肌に変わっていきます。

肌のサビを予防するには

この酸化を予防するには、抗酸化物質を含む食品をとったり、抗酸化配合の化粧品を使用するようにしてください。




(抗酸化作用のある栄養素)

*ビタミンC

肌のハリやうるおいを保つコラーゲンの生成に不可欠な栄養素。

水溶性なのでこまめにとるようにしてください。

鉄の吸収も高めてくれるので貧血の予防にもおすすめです。

・さつまいも

・赤パプリカ

・ブロッコリーなど

*ビタミンE

体内の酸化を防いで、臓器や皮膚の老化防止に役立ちます。

血行促進もサポートしてくれます。

・アーモンド

・かぼちゃ

・サーモン

*フィトケミカル

緑茶やチョコレートにも含まれるポリフェノールをはじめとする植物の色素、香、アクなどの植物性化学物質です。

生活習慣病予防、エイジングケアにも。

・大豆

・しょうが

・きのこ

・ブルーベリー

糖化

最近、耳にする「糖化」。

酸化がサビるということなら、糖化は黄色くなるといえます。

料理のコゲやご飯を長時間放置すると黄色くなってしまうのも糖化という現象なのです。

糖化はタンパク質と糖が結び付いて固くなり、AGEsという最終糖化産物になることです。

お肌に置き換えると、コラーゲンやエラスチンはタンパク質なので、ここに糖が結び付いて固くなるとハリや弾力が失われて、たるみやシワにつながります。

AGEsは分解されにくいため、知らないうちに肌に溜まっていき、ターンオーバーを妨害してシミを招きやすくなります。

そしてAGEs自体が褐色なので、溜まっていくと肌全体が黄色く、くすんでみえてしまうのです。

糖化によってタンパク質が固くなると抗酸化酵素も働きが悪くなります。糖化と酸化は深い関係があるのです。

糖化を遅らせるには

化粧品にも糖化ケアをうたったものが出ています。

食べ物については、炭水化物や甘いものをとりすぎないことです。

外食時もできれば丼やパスタ、ラーメンといった一品ものよりも、単品のお惣菜を組みあわせたり、定食にしたほうがいろいろな栄養もとれるのでおすすめです。

     

   

読んでくださりありがとうございました。

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