メイクを落とすこと。
それは家に帰ってから寝るまでのあいだの生活の一部になっていることでしょう。
夜のお手入れでは何よりも、メイクを落とすことが重要です。
でも「とりあえずメイクが落ちればいい」と思って適当に落としていると思わぬ肌トラブルになってしまうこともあるのです。
今回は、メイク落としのコツについてご紹介します。
目次
必要なのは、ポイントリムーバー
まずはじめにアイメイクはポイントリムーバーで落とします。
目元の皮膚は、顔のなかでも薄くてとても敏感な場所です。
ごしごしこすってしまうと、シワが増えたり、くすみの原因となったり、皮膚のハリがなくなって、目がくぼんで見えたり・・・とよいことは一つもありません。
つまり、肌トラブルの原因の多くはメイク落としであるといえるのです。
これらのことを「もう年だから」と思ってはいけません。
メイク落としを見直すと驚くほど改善できる可能性があります。
アイメイクを落とすときのポイントは、皮膚に触れる回数をできるだけ少なくすることなので、ポイントメイクリムーバーがぴったり合うのです。
コットンを指にはさめるくらいの厚さに割いて、リムーバーをたっぷりと含ませ、目の上に数秒置いてさっとふき取ります。
まつ毛の生え際に残った汚れや眉メイクは、リムーバーがしみ込んだめん棒を使い、これまたやさしく、やさしくふき取っていきましょう。
マスカラをとるときは、肌になるべく触れないように。
メイク落としには何を使う?
普段、薄いメイクであればクレンジング剤に頼ることなく、「汚れ、角質を落とす吸着成分入り石けん」と「うるおいを与える保湿成分入り石けん」の2種類のダブル洗顔でも十分です。
メイク落としは、塗っているファンデーションや、メイクの強度によって選ぶのがベストです。
メイク落としの順番としては、メイクを落とす力が強い順番です。つまり、
オイル>クリーム>ジェル>ミルクです。
しっかり、強めのメイクならオイルクレンジング、ナチュラルメイクならジェルまたはミルクといった具合に、自分のメイクの濃さに応じて変えていきます。
なお、ファンデーションと同じブランドのメイク落としは、それがきちんと落ちるように考えて作られているので、迷ったときは同じブランドを選ぶのもよいと思います。
たとえば、ミルクで落ちる程度のメイクなのにオイルを使ってしまった場合、落とし忘れのオイルとファンデが毛穴を詰まらせて炎症を引き起こすこともあるのです。
メイク落としは、どうしても皮膚をこする行為なので、できるだけ少ない回数で終わらせるのがポイントです。
メイクの強さに合っているメイク落としなら、皮膚に負担をかける心配が減ります。
40代以上は、ポイントメイクを落としたあとホホバオイルなどを500円玉の大きさ手のひらにとって、手で温めたあと、顔を下から上にすべらせるように塗っていくと、肌を乾燥させることなくメイク汚れを浮かせてくれます。
クレンジングはどれくらいの量を使えばいいの?
あと、肝心なのはクレンジングの「量」です。
美容成分が配合されているなど、高機能のクレンジングも多く存在しますが、少量では、余計に顔の皮膚をこすってしまうこともあります。
なので、クレンジングも標準の1.5倍以上の量を使うのがよいのです。
手と顔の皮膚の間にたっぷりのクレンジングがあれば、過剰な摩擦で肌を傷める心配は少なくなります。
Tゾーンから始めて、あご、ほお、目元口元の順に行います。
スキンケアとクレンジングについては、つい「新商品」や「高機能」といった面に目が向いてしまうかもしれませんが、高くてもったいないという理由で少ない量で行っていたら、何の意味もありません。
たっぷりと使っても心が痛まない商品を捜してみましょう。
どうしてもメイクを落とす時間のないときはどうする?
疲れてしまって、メイクを落とす余力もない・・・こんなときありますよね。
でも翌日がこわい、でも眠い。
結局眠気が勝ってしまってそのまま眠ってしまうこともあるでしょう。
なるべくメイクを落としてから眠りにつきたいものですが、それができないときはクレンジングウォーターを使うという方法があります。
(やり方)
目元だけ残してあとはクレンジングウォーターでふきとり、夜のお手入れをして寝れば翌朝は前日のアイメイクを活かして外出することができます。
*もちろん毎日はダメですし、この方法が使えるのもせいぜい20代まで。
「化粧を落とさずに寝ると3歳老ける」と言われるほどです。
メイクを落とさなかった翌朝はいつもより念入りなクレンジングが必要です。
*少しでも落とそうとする気力が残っている場合は、せめてクレンジングと洗顔料を兼ねたものを使うと時短になりますね。
皮膚のラメラ構造に着目したクレンジング剤があります。
クレンジングのあとも洗顔は必要
クレンジング後は、必ず洗顔も行いましょう。
クレンジングはメイクをおとすもの、洗顔は余分な皮脂や古い角質を洗い流すもの。
それぞれの目的が違うので、片方だけではすべての汚れは落ちません。
ダブル洗顔だと、うるおいがなくなってしまうという人もいますが、そんなことはありません。
洗顔後すぐに肌が突っ張るような洗顔料は今はもう、あまり見かけません。
それより、汚れが残って毛穴を詰まらせたり、色素沈着をしたりするほうがこわいのです。
しっかりと汚れを落とすほうが、肌のためです。
洗顔料は、石けんをおすすめしていますが自分の好きな香りのものを選ぶのもよいと思います。
一日の中ですっきりする時間というのは、洗顔後すぐの時間です。
それ以外は全部うるおいを保つ時間です。
洗顔でぜひすっきり感をたんのうしましょう。
洗い方の注意点は、クレンジングと同じです。
きちんと泡立てて、手と皮膚の間にある泡を転がして洗うようにしてください。
手が皮膚に触れないようなイメージで洗うとよいと思います。
いかがでしたか?
少し意識すれば、きれいにメイクを落とすことができるのではないでしょうか。
汚れを落とした肌に、お手入れをしていくと、肌はきっとこたえてくれます。
読んでくださりありがとうございました。