毎日洗顔をしていても、古い角質や毛穴の皮脂が少しずつたまってしまうことがあります。
普段使っているカップにコーヒー、紅茶、日本茶といった茶渋がつくようなイメージです。
このような汚れには「酵素洗顔」を試してみてはいかがでしょう?
こんなことありませんか?
もしも、以下のようなことに心当たりがある人には酵素洗顔がおすすめです。
*毛穴の角栓や黒ずみが気になる
*あごや小鼻がザラつく
*日焼けして、もとの白さに戻らなくなってきた
*なんとなく肌がくすんでいる
*化粧水が肌に浸透していかない
*化粧のノリが悪い
*ファンデーションの色があわなくなった
通常の洗顔は、汚れを吸着して落とすのですが、酵素は汚れを分解して取り去ってくれます。
古い角質はタンパク質が主成分のため、タンパク質分解酵素によって分解され、毛穴に詰まった皮脂は脂肪分解酵素によって取り去るというしくみです。
おもな酵素は
・プロテアーゼ(水に溶けないタンパク質の結合を切って、小さくする働き)
・パパイン酵素(古い角質だけを選んで分解する働き)
・リパーゼ(角栓や黒ずみの原因となる毛穴につまった皮脂汚れを分解する働き)
といったものがあります。
週に1回から、肌の丈夫な人は2,3回使用している人が多いと言われています(なかには、毎日使用しても大丈夫というものもあります)。
ただし、使用回数を多くしたり、酵素の力が強いと肌のターンオーバーを不必要に早めたり、必要な角質や皮脂まで取られてしまうため、製品メーカーの使用方法を守ってください。
酵素洗顔にパウダーが多い理由
酵素が水分と結合したとき、すぐにその働きを活発にします。
最初から水分になじませているとずっと働き続けているために、酵素の力が弱まっていることがあります。
酵素洗顔にパウダー状が多いのはそのためです。
最近は固形タイプもあります。
パウダータイプは泡立ちにくいので、やはり洗顔の際はネットで泡立てることをおすすめします。
酵素洗顔が向かない肌質とは?
一般的には、酵素洗顔が向いているのは普通肌~脂性の肌です。
年齢的には20代から30代までの肌には向いています。
反対に向いていないのは乾燥肌やインナードライ肌(肌表面はテカっているのに水分が少ない肌)それと40代以降の肌です。
まずは夜、試してみて肌がヒリヒリしたり赤くなったりしないかを確認してみてください。
40代以降であれば、酵素洗顔料の成分が強いものは肌に刺激を与えやすいためおすすめできません。
使うならなるべく肌に負担をかけないものを選ぶ必要があります。
年齢を重ねるほど、優しい洗顔をすることが必要となってきます。
また効果に関しても、若い肌ほど効果を感じるのが早く、ターンオーバーの遅くなった老化した肌ほど効果を感じるのが遅くなります。
30代以上であれば1ヶ月半~2ヶ月気長に続けてみてください。
ちなみに、これら分解酵素は食べ物でも補うことができます。
プロテアーゼを含む食物
■果物
*パイナップル、イチジク、キウイがおもにあげられます。
ほかにアボカド、メロン、マンゴーなども。
・ゼリーの上にこれら果物をのせておくと、ゼリーは液状になります。
タンパク質分解酵素の働きによるものです。
(注)食べ過ぎには気を付けましょう。
なかには口の中を消化する酵素が含まれているので、長時間口の中に触れていると、痛くなることがあります。
■野菜
*しょうが、玉ねぎ、大根がおもにあげられます。
ほかにピーマン、セロリ、にんにくなども。
・肉料理にこれらをすりおろして漬けると、肉が柔らかくなります。
これもタンパク質を分解しているのです。
パパインを含む食物
*これはずばり「青パパイヤ」です。
青パパイヤの表面にキズをつけると中から白い液体がしみだしてきます。
この液体の中に含まれているのがパパインです(熟した黄色いパパイヤにはパパインが少ないのです)。
・パパインは、多くのタンパク質を分解する力を持っています。
すぐれた洗浄力もさることながら、代謝酵素の働きも高くてダイエットにも注目されています。
・不思議なことに、パパインは生きた細胞には作用せずに、死んだ細胞のみに働きかけるのです。
つまり、肌の古い角質だけを分解して新しい角質は残してくれるというわけです。
リパーゼを含む食物
■果物
*アボカド、オレンジ、いちご、グレープフルーツなど
・アボカドというと、ねっとりしていて脂肪分が多いのですが、リパーゼも多く含まれています。
自分の脂肪分も消化してくれるのです。
■野菜
*ほうれんそう、大根、きゅうり、にんじん、ピーマンなど
・てんぷらのつゆに大根おろしが入っているのは、その脂肪分解酵素が消化を助けるためだといわれています。
(注)キノコ類と一緒に食べるとリパーゼの働きをさまたげてしまいます。
脂肪分の多い食事ばかりとっている人は気を付けましょう。
(酵素を食べるなら生で)
酵素は熱に弱いのです。
加熱すれば壊れてしまいます。
市販のジュースも加熱処理を行っていれば酵素を摂ることができません。
生の状態で摂るようにしましょう。
読んでくださりありがとうございました。