口臭が気になって、常にガムやタブレットを口にしたり、スプレーでごまかしていませんか?
その前に、現在の生活習慣にも口臭の原因が隠れていることもあります。
いったいどんなことに気を付ければよいのでしょうか?
目次
1.口臭の原因となる習慣はコレ
睡眠不足
寝不足で、体調が万全でないときは唾液も出にくい状態になっています。
慢性的な寝不足は、口のなかにいつもストレスがかかっているのです。
唾液が少ないと細菌が繁殖して、口臭の原因となります。
口呼吸
口の中が乾燥する一番の原因です。
いつも口が乾いていると、一時的に潤してもまたすぐに乾いてしまいます。
特に寝ているときに口を開けていると、朝起きてノドや口の中がカラカラになっていると思います。
口にテープ(ガーゼを止めるときに使うテープ)を貼って寝るなど工夫をしてみましょう。
朝食抜き
朝は食欲がない、時間がないなどの理由で朝食を抜く人もいるでしょう。
夜寝ているときには唾液の分泌が少なくなっていて、朝食で食べ物をかむことで分泌を促します。
朝食を食べない、空腹のときは口臭が起こりやすくなるのです。
長時間しゃべらない
ずっとパソコンを操作する仕事で口を閉じていたり、口臭を気にするあまり人としゃべることができない人は要注意です。
口を開けないと、口の中にガスがたまってしまい、いざしゃべろうとするときに、口をあけるとそのガスが相手に向かって口臭となるのです。
カフェインを摂りすぎる
コーヒー、緑茶といったカフェインを含む飲み物には利尿作用があり、体の水分を排出します。
さらに交感神経を刺激するので唾液の分泌も少なくなる作用があります。
ストレスが大きい
ストレスで自律神経が乱れても、唾液は少なくなります。
緊張すると口がカラカラになるというのも同じことです。
過剰な喫煙
たばこは口の中を乾燥させがち。
さらに臭いは血液から肺に入って、そこから排出されます。
口の中がカラカラになるほどであれば口臭に注意です。
おやつは乳製品や糖分の多いスイーツ
これらは、舌の上に食べかすを残しやすくなります。
さらに唾液が少ないと自浄作用も低くなって口臭の発生する原因となります。
極端なダイエット
空腹時は、血糖値が下がって脂肪の代謝が起こり、吐いた息に代謝で生じた臭いのもとが排出されて口臭となります。
2.口臭のために気を付けるべきこと
それでは朝、昼、晩に分けて口臭の発生するタイミングと対策についてみてみましょう。
朝
●起床したら、すぐに歯を磨きましょう。
寝ている間に増えた細菌を取り除くためです。
●朝食は少量でも摂りましょう。
かむことで、唾液の分泌をうながします。
●朝食後の歯磨きは、唾液をとりすぎない程度にとどめましょう。
●学校や仕事へ向かう前は、自律神経が活発になって口が乾きやすくなります。
ガムをかんで唾液を保つこともおすすめです。
昼(日中)
●喋らないで黙々と仕事をするのは、口内環境にとっては好ましくありません。
まめに水分を補給しましょう。
この場合はカフェインを含むお茶、コーヒーではなく水を飲みます。
●ランチは、よくかんで。
唾液をよく出すためには1口あたり20回かむとよいとされています。
●緊張したり、イライラしたりしてもやはり唾液は少なくなります。
これも休憩時間にガムをかんだり、水を飲むようにしましょう。
夜
●晩ごはんの後、気になるようであれば水でうがいをするくらいでよいです。
唾液で口の中を潤しましょう。
夜の歯磨きは寝る前に行います。
●入浴時は、リラックスしています。
浴槽につかりながら歯をゆっくりブラッシングしましょう。
歯磨き粉はつけなくてよいです。
●リラックスした状態を保ったまま眠ることが、口内環境にもよいことです。
カフェインを摂ったり、スマホを使うのは避けたいものです。
3.どうしても気になる人は
「何をやっても、口が臭う」
「人と話すのが不安」
と、本当に口臭が発生しているのか、または神経性のものなのか、わからない場合もあります。
そんなときは思い切って、口臭専門のクリニックに相談してみるのも方法です。
検査をしたのち、原因に応じた治療をして今後の予防方法も提案してくれます。
カウンセリングを通してメンタル面からもしっかりサポートしてもらえるところを選ぶのもポイントです。
読んでくださりありがとうございました。