体の老化を予防するためには、「糖化」の進行を防ぐことが大切です。
それには普段の食事の調理法を考え直してみることもひとつの方法です。
さらに、フルーツにも「老化」を防ぐ種類があるのをご存知でしたか?
目次
1.老化しやすい調理法
食物に含まれる糖化の原因となるAGE。
この量を増やしてしまう調理法があります。
もっとも増えてしまうのは、高温での調理です。
油で揚げたり、オーブンで焼いたりすることで170℃~300℃くらいの熱で調理されると、食材はAGEの量を急激に増やしてしまいます。
2.この調理法で老化を防ぐ!
AGEの量を増やさないためには、できるだけ生に近い状態がベストです。
野菜も生のままのサラダ、豆腐も冷ややっこでいただきます。
加熱する場合もゆでたり、蒸したりすることで100℃以上にはならないので、焼くことよりもおすすめです。
よく、鶏むね肉はヘルシーだといわれています。
これも煮ると生のときの1.5倍ほど、焼いたときはおよそ7.5倍ほど、揚げてしまうとなんと10倍くらいAGEの量が増えてしまうのです。
3.油を使ってはいけないの?
「煮たり、蒸したり、生で食べるということは油を使ってはいけないの?」という疑問がわきます。
その場合、サラダや魚などにはオリーブオイルやえごま油をかけて食べたほうが体にもよい効果が期待できます。
4.魚や肉の調理法は?
具体的には、魚であればお刺身やカルパッチョなど生で摂るのがおすすめです。
肉はたたきにしたり、しゃぶしゃぶにして加熱時間を短めにしましょう。
ステーキが食べたくなったら、レアで抑えます。
豚肉や鶏肉もゆでたり、蒸したりして「焼き色」をつけないように心がけます。
5.味付けにも老ける要素がある?
調味料も、多く使ってしまうと糖化を進めてしまいます。
特に照り焼きなどは、砂糖やしょうゆを多く使うので、そのぶんAGEも増えてしまいます。
料理はなるべく薄味に仕上げて、食べる前にオリーブオイルや塩こしょう、レモン汁などをかけて調整しましょう。
6.料理の色が自分に反映される!
ここまでお話してくると、どうやら「コゲ」のある食事にAGEが多く含まれているということがおわかりでしょう。
AGE自体も茶褐色をしています。
コンビニのお弁当や、ファストフードのメニューにある、食べ物の色です。
保存のことや、糖分を含んだ飲み物との相性も考えて味付けも濃いめになりがちです。
これを毎日食べ続けると、多くのAGEを体に取り込むことになり、自分も「コゲ」ていくのです。
7.焼肉食べたい!
「こんな味気のないものばかり食べるなんて、人生半分損してしまう」
と落ち込んでしまうかもしれません。
糖化をおそれるあまりに神経質になりすぎるのは逆効果です。
あくまで普段の生活で心掛けて、家族や友人と外食するときくらいは自分を甘やかしてあげてもよいと思います。
焼肉、イタリアン、ファストフードを食べて「おいしい」と感じることは気分もあがるものです。
メリハリをつけることも大切なのです。
毎日甘やかしてはダメですよ。
8.お肌や体におすすめのフルーツ類
今回は、フルーツ編です。
アボカド
(何がよいの?)
「森のバター」とも呼ばれるアボカド。
しょうゆにつけて食べると「まぐろの味に似ている」という人もいます。
ねっとりとした食感が特徴ですね。
ビタミン・ミネラル類や食物繊維を多く含んでいる美容にもおすすめのフルーツです。
アボカドには抗酸化作用を持つビタミンEやコレステロール値を下げるのに有効な、オレイン酸・リノール酸も注目されています。
(食べかた)
1日に半分程度が適量です。
生のままでも、加熱してサラダに入れてもよいですね。
アスパラガスや鮭、エビとの相性もよいので一緒に食べるのがおすすめです。
キウイ
(何がよいの?)
キウイに含まれるビタミンC,E、それとキウイならではの「キウイポリフェノール」という成分は抗酸化作用が強く、活性酸素の働きを抑えてくれます。
また、食物繊維はバナナ2本分です。
クエン酸は、食べたものをエネルギーに変えてくれるので代謝を効率よく進めてくれます。
(食べかた)
普通は、皮をむいて切ったり、半分に切って実をすくって食べることが多いですね。
でも、栄養のことを考える場合は皮ごと食べるほうがよいです。
ポリフェノールは皮に多く含まれているから。
けれどもキウイの皮のケバケバ感が気になりますね。
そんなときは、軽くケバケバをこすり落としたり、相性のよいブルーベリーやいちごと一緒に皮ごとスムージーにしていただくと、食感は気にならなくなりますよ。
せっかくの栄養素も、ジューサーにかけたら「酸化してしまう?」
そんな不安をお持ちなら、低速回転で酸化しづらいジューサーを選ぶことも大切です。
時間がない!でも、健康には気を遣いたい!
スマートなデザインで移動もラクな「ジューサー」を試してみるのもよいかと思います。
無償修理保証が10年間というのも安心ですね。
ブルーベリー
(何がよいの?)
ブルーベリーは目によいとされています。
アントシアニンという成分が含まれているためです。
アントシアニンは目の疲れ、視力の低下などにも効果が期待されています。
しかし実は、AGEがたまってくすみがちな肌を元気にしてくれる効果が期待できます。
(食べかた)
実の根元まで濃い色がつくくらい、熟したものを食べましょう。
単体では酸っぱくてあまり食べられない場合も、キウイのところであげたように、イチゴとともにスムージーで摂ると効果的です。
りんご
(何がよいの?)
小さいスーパーでも、大体は手に入る「りんご」。
疲労回復に効果が期待できるクエン酸やリンゴ酸、高血圧やむくみを防ぐカリウム、整腸作用のあるペクチンなどを含み、健康にもよいとされるフルーツです。
それに、抗酸化作用の強いリンゴポリフェノールも注目です。
(食べかた)
ポリフェノールは皮の部分に多く含まれます。
皮ごと食べましょう。
無農薬がベストです。
表面がベタベタしているのは、害ではなく、リンゴの内面から出てくるオレイン酸やリノール酸です。
フルーツにも甘さがあります。
糖質は含まれています。
何でも摂りすぎはよくありません。
毎日少しずつ食べることをおすすめします。
読んでくださりありがとうございました。