毎日シャンプーはしているけれど、きちんと頭皮や髪の汚れを落としていますか?
せっかくシャンプーするのにきれいに落としきれていないのはもったいない!
実はシャンプーの前に2つのステップをやっておくことで、シャンプーの効果が格段にアップするのです。
今回は、この2ステップについてお話ししていきます。
目次
1.ステップ1【ブラッシングで血行を促進】
ブラッシングの目的は、汚れを浮かせてシャンプーの効果を引き出すことと、頭皮の血行を促進して老廃物を代謝しやすい状態にすることです。
シャンプー前にはまず、ブラシで髪の毛先のもつれやからまりをほどき、同時に頭皮をやさしく刺激していきます。
ブラッシングにおすすめのブラシは?
・クッション性があるもの
・ブラシの面積が広いもの
・ブラシ1本1本の先端が丸くなっているもの
・静電気が起こりにくい素材のもの
・持ちやすいもの
これらの条件を満たしたものがおすすめです。最近はマイナスイオンを放出するものも注目されています。
ジョンマスターオーガニックから出ているベントパドルブラシは、トルマリンを含んでいます。
髪のダメージを防ぎながらブラッシングしてくれると、ユーザーに人気があります。
ブラッシングの手順
①からまりやすい毛先からブラッシングしていきます。
②いっぽうの手のひらに髪の毛の先をのせ、その上で少しずつもつれをほぐすようにブラッシングします。
これで髪の傷みや抜け毛を防ぐことができます。
(注意)
特に髪の毛の細い人はからまりやすくなります。
髪のもつれを無理に取ろうとして引っ張らないようにしてください。
強い刺激になって髪の毛を傷めてしまいます。
③毛先をブラッシングしたら、今度は髪の根元部分を毛の流れとは逆方向にかきあげるようにブラッシングします。
頭皮のブラッシングは、マッサージ効果と頭皮の角質を浮き上がらせるためです。
(コツ)
ブラシ本体に近い部分を持って、頭皮にブラシを当てるようにブラッシングすると、髪のからまりや摩擦をふせぐことができます。
ブラッシングをすることで、シャンプーの泡立ちや汚れ落ちがかなりアップします。
ブラッシングしたあとは、シャンプーの前にお風呂に入って体を温めると頭皮の血行もよくなります。
2.ステップ2【お湯で洗っておくのが重要】
時間がない、面倒くさいといった理由で、シャワーでさっと髪を濡らしたらすぐにシャンプーをつけて洗っていませんか?
これでは頭皮の汚れが落ちにくく泡立ちも悪くなるので、髪の毛に摩擦を与えて傷みの原因になってしまうこともあるのです。
お湯であらかじめ洗っておく目的は、汚れをとって血行促進することと、シャンプーが泡立つ下地をつくることです。
シャンプー剤を付ける前に、お湯で頭皮や髪の汚れを流していくことは、とても重要なのです。
かける時間はだいたい3分程度。1曲歌うあいだです。
3分が長いという人に
お風呂に入る時間が長い人にとっては3分は、さほど苦にはならないでしょうが、ささっとシャワーで済ませてしまう「カラスの行水」の人には、3分はかなり長く感じるかもしれません。
防水プレイヤーで好きな曲を聞く、ハミングする、時間をきっちり管理したい人(だらだらすることでかえってストレスを感じる人)はタイマーセットするなどの工夫をされてみるとよいのではないでしょうか?
お湯で洗う手順
①最初の1分間は、シャワーヘッドを頭皮に密着させながら頭皮全体にたっぷりのお湯をなじませます。
これによって、頭皮の血行がよくなり、神経もリラックスさせることができます。自律神経が整うと代謝もスムーズになります。
②次の2分は、シャワーを当てながら頭皮をマッサージします。
髪の毛部分はこすらず、流れるお湯で軽く汚れを落とす程度で大丈夫です。
シャワーのお湯で髪の毛についたワックスやスタイリング剤、頭皮についた皮脂や汚れが浮き上がってきます。
ブラッシングのあと、お湯で洗っておくと髪の毛についたチリやホコリなどの軽い汚れはだいたい流すことができます。
このあとシャンプー剤で、落ちにくい皮脂やスタイリング剤の強めの汚れを落としていくのです。
お湯がもったいない
3分ものあいだ、いつもよりシャワーを浴びるというと、「お湯がもったいない」と思う人もいらっしゃるでしょう。
エコな世の中、少し罪悪感も感じてしまうかも。
近年は節水をテーマとした商品が次々に開発されています。
「節水シャワー」もそのひとつ。
各メーカーから販売されています。
もちろん、節水だからといって汚れが落ちないものは今はほぼありません。
節水のしくみとしては、シャワーの穴を小さくしたり、空気をふくませたりして水の量を少なくしています。
近年は浴び心地も重視され、たっぷり感があるわりに節水になっているものが出てきました。
自分も使ってみましたが、今まではシャワーヘッドから出てくる細い水の粒が直接体にあたっているような感触だったのが、ふわっとした泡状の水が当たる感じです。
でも決して弱いわけではありません。
デメリットといえば、シャワーヘッドが大きいぶん、少し重くなったことでしょうか。
自分は使い始めて2,3日で慣れました。
そして何より節水です!
大体の節水シャワーは30%以上、多いものでは60%というものまであります(使う環境によっても節水率は変わってきます)。
マンションなど、水圧が心配なご家庭でも使えるものがあるので安心です。(バランス釜は使えないのでご注意)
アラミックの「節水シャワープロプレミアム」は安心の日本製です。
購入後のサポートもあり返品も可能なので、試してみるのもいいですね。
節水効果は嬉しいものです。
3.シャンプーがなかなか泡立たない
シャンプーは、いきなり髪につけてもなかなか泡立たないのです。
シャンプー前の2ステップでシャンプーの泡立ちを高めることができます。
ある程度の汚れが落ちていると、シャンプーは、じゅうぶんに泡立ちます。
泡立ちがあれば、こまかい汚れを効果的に吸着してくれます。
また、髪の毛のあいだでクッションのような役目を果たして、キューティクルを摩擦から守って傷みから防いでくれます。
もしも、2ステップをやっているのに思ったよりも泡立たない場合は、頭皮がべたついていたり、ニオイがあったりすることが多いです。
汗をかきやすい夏も意識が必要です。
お湯で洗う時間を1分延長したり、マッサージを念入りに行ってみてください。
読んでくださりありがとうございました。