現在は、あらゆる育毛剤や、育毛サロンがあります。
効果を感じる人もいれば、そうでない人もいますし、育毛剤、サロン通いをやめたらまた薄毛に戻ってしまったということもあるでしょう。
これは、頭皮が弱っているのかもしれません。
今回は、頭皮を健康にするために体作りが大事であるというお話です。
目次
1.薄毛を気にする若い世代
ある程度、年齢を重ねると若いときと同じような毛量は期待しません。
体もそれなりに衰えてくると、体の一部である頭皮の働きも鈍くなるということを体感して、わかっているからです。
しかし、若い世代となると「体は意識しなくても、軽快に動かせるのに、髪だけが薄くなってしまった」状態に、矛盾を感じて大いに悩んでしまいます。
2.病気じゃないけど、心身が疲れてる?
病気というほどでもないけれど、毎日の生活のなかで「自分の体にまったく悩みがない」という人は、少ないと思います。
以下のことにあてはまることはありませんか?
●なかなか眠れない、すぐに目が覚めてしまう
●いつも忙しく、ゆっくりできない
●座っていることが多い
●朝早くから深夜まで仕事をしていて、疲れがたまっている
●人間関係に気を遣っている
●ちょっとしたことが気になる
●エアコンが苦手
●季節の変わり目に体調をくずしやすい
●アレルギー体質、アトピー体質である
●冷え性である
●胃腸が弱い
●低血圧ぎみ
●元気な人といると疲れる
●やる気が起きない
●いつも疲れている
●風邪をよくひく
ひとつやふたつは、思い当たることがあるでしょう。
けれども、多くの項目があてはまり、これらの状態が長く続くことで、体はどんどん不健康になっていきます。
血行も悪くなって、頭皮に栄養を送る力も弱くなり、健康な髪が育たなくなります。
3.頭皮を健康にするための生活習慣
持って生まれた体質を変えるのは、なかなかできるものではありませんが、よくない生活習慣を変えないよりは、変えたほうが頭皮は健康になります。
育毛剤を使ったとしても、頭皮が健康な人のほうが効果を感じやすくなるのです。
ここでいう、頭皮を健康にするための生活習慣とは
①翌日に疲れを残さない
②ストレスをためない
③バランスのよい食事をとる
この3つがポイントとなってきます。
それでは具体的にみていきましょう。
4.朝、歩こう
ただ歩くといっても、すり足だったり、のろのろ歩くわけではありません。
足全体を使って歩くという意味です。
特に、どこに行くにも車を使っている人は、かなり意識しないと歩く時間はとれません。
下半身を使って歩くと、筋肉も鍛えられて血行を促します。
「ふくらはぎ健康法」というのもあるようですが、足は第二の心臓といわれていて、下から上に向かって血を送るには、足の力を必要としているのです。
歩く時間
朝起きて夜眠るという生活リズムを考えると、朝に歩くことをおすすめします。
朝日を浴びながら歩くと、夜もよく眠れるようになるのです。
時間は60分以上。
といっても、朝60分なんて無理、という場合は朝と昼、朝と夜というように、30分ずつに分けてもよいです。
歩きかた
普段より、歩幅を大きくすることを意識して歩きます。
かかとから地面につけて、つま先で地面を蹴るようにして歩きます。
この方法で歩くと、体が温まってきます。それだけ代謝も上がるのです。
5.入浴は寝る前に
人間の体は日中、活動しているときには体を緊張させる交感神経が優位になり、寝るときにはリラックスさせる副交感神経が優位になります。
寝ているあいだに日中に疲れた体を修復しているのです。
これがストレスの続いた状態だと、夜も交感神経のほうが優位になるので、なかなか疲れはとれません。
寝る前に仕事をしたり、スマホやパソコンを操作することは、すなわち交感神経を優位にしてしまいます。
入浴でリラックスしてからそのまま眠りに入るほうがよいのです。
入浴方法
方法といっても簡単です。
38度から40度(どうしてもぬるいと感じたら41度くらいまで)の湯に20分ほど、肩までつかることです。
熱いお湯は、体を緊張させて交感神経を優位にしてしまいます。
お湯に入ったら、まずは体の力を抜いてください。
体が温まってきたら、ゆっくりと鼻から息を吸って口から息を吐いてみてください。
声に出して「ふー」と言ってみてもよいでしょう。
このとき、お腹もふくらんだり、引っ込んだりしているのがポイントです。
低体温や冷え性に悩んでいるのであれば、入浴剤を使うという方法もあります。
炭酸が血行を促すといわれています。
でも敏感肌の方には、水道水の残留塩素も気になるところ。
そんな方には、こちらの「薬用Hot Tab重炭酸湯」タブレットタイプなどはおすすめです。
定期コースだと、送料無料で毎回100錠入りのものが送られてきます。
でも「ちょっと試してみたい」だけの場合もありますよね?
そんなときは、1回のみのお届けで30錠入り2500円(送料600円)のコースがあります。
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シャワーで済ませる場合
時間がない、部屋に浴槽がないなどの理由でシャワーで済ませる場合は、お湯の温度は41度から42度くらいの少し熱めに設定します。
シャワーを体に近づけて、首の後ろから背中にお湯がつたうように当てます。体を温めるには背中を温めるのが効果的です。
5分から10分くらい、当てて体が温まったと感じたら、浴槽に入ったときと同じように鼻から息を吸って、口からゆっくりと息を吐きだす呼吸法を5,6回続けてください。
ちなみに、眠るときは部屋を暗くしたほうが熟睡しやすいです。
6.薄毛対策の食生活は、ココに注意!
バランスのよい食事というのは、健康な体を維持する基本ですが、薄毛対策という観点から言うと、特に朝が普段と少し違います。
まず、朝食によくみられる牛乳やヨーグルト、シリアルやコーンフレークといった食品は、おすすめではありません。
ビタミン、ミネラル、植物酵素といったものが、朝のエネルギー源に必要になってくるからです。
では代わりにとるものといえば、次のものです。
薄毛対策のための朝食とは?
●コップ1杯の水
朝、水を飲むことは腸を目覚めさせることになります。
●季節の野菜サラダ
(夏)トマト、キュウリ、セロリ、パプリカ、ニンジン、など
(冬)白菜、ニンジン、レタス、キャベツなど
冬は温野菜でも構いませんが、50度を超えると酵素がダメになってしまうので注意。
これらの野菜を直径25cmくらいのボウルに盛って、シラスをまぶし、天然塩、オリーブオイルをかけていただきます。
●季節の果物
(夏)キウイフルーツ
(秋)梨
(通年)りんご
この食事で、カルシウム、カリウム、ナトリウムをバランスよくとることができます。
「こんなにたくさん野菜を食べられない」という場合は、スムージーにしてもよいかと思いますが、空腹感をおさえるには、ゆっくり、よくかむことがポイントになってくるので、そのときの状態によって選んでください。
嗜好品としてのコーヒーや紅茶、ヨーグルトを摂るのであれば、朝食の一番最後にしましょう。
昼食や晩ごはんは何を食べる?
朝と違って、昼食や晩ごはんは、一般に言われる「バランスのよい食事」で構いません。
上にあげた、シリアルやコーンフレークも、昼か夜に摂ります。
(お米)白米よりも玄米がベター
(タンパク質)ひとつの種類に偏らず、肉、魚、卵をローテーションで摂る
(大豆)納豆、豆腐といった大豆食品を毎日摂る
(水)1日に1リットル。体のためには常温で摂ります。
(外食)なるべく定食を選ぶ
バランスのよい食事をするために、自炊が一番よいのですが特に一人暮らしだと、食材を使いきれずに余らせてしまったりします。
その場合は、みそ汁やなべ物の具として使いましょう。
昆布やいりこ、かつおを粉にしたものをダシとして使うと、さらに栄養素を摂ることができます。
控えたい食べ物
揚げ物や炒め物
白砂糖を使ったスイーツ類
糖分の入った清涼飲料水
これらは「おいしいもの」の代表でもあります。
けれどもあまり我慢すると、かえってストレスにもなるので、毎日食べていた場合は、1日おき、2日おきというふうに、少しずつ間隔をおいていったり、たまにご褒美といった程度にしておくのがよいと思います。
7.コンビニやサプリメントは便利だけど
何かと時間に追われる現代では、食生活において、コンビニやサプリメントはありがたい存在です。
しかし、保存料や合成添加物、防腐剤が含まれている食品は体への吸収力を落とすので、頻繁に利用している人は注意が必要です。
このように、ラクをして髪の毛を育てるということは難しいといえます。
すぐに効果があらわれるわけではありませんが、何もしなければ、そのぶん改善しづらくなるでしょう。
読んでくださりありがとうございました。