健康な髪の毛は、健康な頭皮から生えてくるというお話をしています。今回は、「湯シャン」とマッサージについてご紹介します。
目次
1.「湯シャン」実際にやってみました
「湯シャン」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
文字どおり、お湯だけでシャンプーすることです。
シャンプー剤を使うようりも、お湯だけのほうが頭皮がすっきりするというのです。
実は、自分も頭皮が脂っぽいほうなので、この「湯シャン」については「そんなので脂がとれるはずない」と思っていました。
特に30歳を超えるくらいまでは、「汚れ落ちのよいシャンプー」を使って皮脂を取っていたのです。
けれども30代なかばあたりから、髪の毛の質が変わってきたことがわかりました。
まえよりもコシがなく、細くなっているようなのです。
毎日ストレスを感じたり、肉料理ばかり食べているので皮脂は多いハズ。
でも、年齢を重ねていくと分泌そのものは減っているのかもと思い直しました。
一度くらい、だまされたつもりで(笑)試してみるのもありか、と「湯シャン」チャレンジしてみることに。
決行日は予定のない休みの前の夜です。
準備
髪についた汚れやホコリをあらかじめパドルブラシでとっておきました。
軽くて、頭皮に気持ちいいパドルブラシはおすすめです。
私は、このジョンマスターオーガニックのベントパドルブラシを使っています。
湯シャンの方法
①38度から40度くらいのお湯を使います。
髪を濡らしたら、指で通りをよくしておきます。
②指の腹で、頭皮をさすりながら1,2分程度お湯で洗います。
感想
つい習慣でシャンプーに手が伸びるのをおさえ、お湯だけで頭皮を洗ってみました。
指先に皮脂を感じます。
そしていつもよりシャワーの刺激も感じます。
髪の毛は何度も指で通すようにしないと、べたつきは取れません。
湯シャンの初回は頭皮にシャンプー剤が残っていることが多いと言われているため、ボウルにお湯をためて洗ってみたところ、洗剤を使っていないのに白っぽい泡で、お湯が濁りました。
流しているつもりが、こんなにシャンプーが残っていたとは、けっこうショックでした。
洗いあがり
リンスもトリートメントもつけず、すぐにドライヤーで乾燥させました。
ドライヤーは根元から乾燥させるのがポイントです。
基本は健康な髪の場合と同じなので、別記事も参考にしてみてください。
当たり前ですが髪の毛はパサパサです。
外出する予定がなくて本当によかったと思いました。
けれども、頭皮については「スッキリ、軽い」のです。
まるで頭皮に入り込んでいた悪いものを出し切ったような感覚です。
これが「湯シャン」の効果なのか!
さすがに毎日続けるのはためらいがあるのですが、時々はやってみたいと思いました。
2.頭皮マッサージで、頭皮は柔らかくならない!
「頭皮が柔らかくなると、健康な髪が生える」と思って頭皮マッサージを行っている人は多いですね。
頭皮の硬さや柔らかさは持って生まれたものなので、正しくは「こわばった頭皮の緊張をほぐす」ためのマッサージと言えます。
緊張がほぐれると、血流もスムーズになるので、頭皮に栄養が届きやすくなるのです。
マッサージをする時間帯は、お風呂上りが一番リラックスしているのでおすすめです。
時間を節約するなら入浴中でもよいですね。
できれば、1日に2回行いたいものです。
マッサージのやりかた
頭皮が緊張しているときは、たいてい首や肩もこわばっています。
まずは肩からほぐしていきましょう。
①一方の肩を反対側の手でつかみ、動かします。片方ずつ。
②首すじを上から下に、下から上にほぐしていきます。
片側の首すじを反対側の手で行うとやりやすいです。
③後頭部と首とのあいだ、へこんだ部分を押しやすい指でゆっくり押します。
1,2分くらい。
④肩甲骨を意識しながら大きく肩を回します。
前と後ろに5回ずつ。
⑤リンパを下に流しましょう。
首筋から鎖骨に向かって指をすべらせながら流していきます。
⑥頭皮のマッサージに入ります。
髪の摩擦を避けるために、タオルをかぶって行ったほうがよいです。
⑦両手で頭皮をおさえ、色々な方向に動かします。
くれぐれも無理に動かさず、できる範囲で動かしてください。
⑧生え際から、順番に上に動かしていって、耳の上、後頭部までマッサージします。
3.焦らず続けるしかない
誰でも悩みはすぐにでも解決したいと思っていますが、薄毛に関しては本当のところ、すぐに改善されるものではありません。
育毛剤、育毛サロンに通っていたとしてもです。
育毛剤は、ある程度頭皮が健康な状態になってこそ、使用するのがおすすめです。
運動、食事、ヘアケア・・・。
すぐに取り組めそうなことから始めて、自分にとってハードルが高いと思うような項目を少しずつ増やしていくと、半年以内には「なんだか調子がよい」と感じるのではないでしょうか?
読んでくださりありがとうございました。