老け顔って?
「“疲れてる?”って人から言われた」
「(写真をみて)うそ、これ自分?」
こういう経験をしたら、要注意!肌の老化は始まっています。
放っておくと、どんどん老け顔になってしまって、たまにエステに行っても効果は長続きせず・・・。
老け顔の印象はまず第一にほうれい線をはじめとした「たるみ」です。
どんな人がたるみやすいのでしょうか?
見た目
*丸顔
若いころは、「童顔」「可愛い」と言われて育ってきた人。
親指と人差し指で輪っかを作って自分のほっぺたで「たこ焼き」を作った経験もあるのでは?
この認識がずっと頭にすり込まれているため、ふと自分の老け顔に気づいたときのショックは大きいようです。
自慢のふっくらほっぺは年齢とともに筋肉を支えきれず下がっていき、次第に小鼻のあいだに深い溝が作られていきます。
*歯並びがよくない
歯並びがよくないと、かみあわせやものをかむ力も不規則になり、アゴに負担がかかります。
アゴの周りの筋肉は、実は顔や首、体全体の筋肉や骨にまで影響を与えているのです。
顔が歪んでくるのも特徴です。そしてそこからたるみにもつながります。
アゴの小さい人はよけいに負担がかかっています。
もともとの歯並びに加えて、虫歯や抜歯により歯が欠損している場合もあてはまります。
*肌が薄い、やわらかい
肌が薄い、すなわち角質層が薄いということは、紫外線や乾燥などの外的ダメージを受けやすいので潤いを保ちづらいのです。
潤いがないとハリがなくなり毛穴が開いて下がっていきます。
また、やわらかいということは一見よいイメージがありますが、やわらかさゆえに重力に負けやすく、たるみとなっていきます。
*急激にダイエットをして痩せた
脂肪は減ったけれど、皮膚が追い付いていないパターン。
徐々にダイエットすればこういうことにはならないのですが・・・。
ダイエットをしていると新陳代謝も落ちています。
普段のしぐさ
*猫背になりがち
なにかに熱中していると、つい猫背になってしまう。
猫背になるまいとして、胸をはったつもりがかえって反り腰になって腰痛になっている。
こういう人、本当に多いのです。
猫背の人は、頭が前にくるため重力が直接顔にかかってきます。
顔の筋肉がこれに負けてしまい、皮膚が引き下げられていくのです。
デスクワークでも猫背であごが前に出ていると、首の前部分がいつも引き伸ばされているかたちとなり、首の筋膜(筋肉や内臓を包んでいる伸縮性のある組織)がたるんで、首をまっすぐにしたときに深いシワが刻まれることにもなります。
さらに姿勢が正しくないことで骨盤もゆがみ、本来ある場所できちんと筋肉が動かないので、老化も加速していきます。
*頬杖をつくことが多い
これは、紫外線や加齢により皮膚の弾力を保つ成分が減少している場合ですが、頬杖をつくことを繰り返すことで、頬杖をついている側の皮膚が伸ばされてたるみへつながっていくのです。
*横向きで寝る
人間の頭の重さは一般的には体重の10%程度です。
横向きで寝ると、下になったほうにその10%がかかってきます。
皮膚が引っ張られて顔のたるみ、左右の差が大きくなる原因になります。
*片方ばかりで食べ物をかむ
かんでいる方の筋肉は緊張している一方、かんでいない方の筋肉は使われないため左右の顔のバランスが崩れてきます。
「片方のほうれい線が深い」という人も筋肉が使われていないため、こちらにあてはまるかも。
*考え事のときまたは、無意識に眉間にシワを寄せている
これも、皮膚のはりが低下していくと次第にそのシワが戻りにくくなります。
まさにたるみとシワは深い関係。
生活習慣
*睡眠時間が6時間未満。つねに寝不足を感じている
睡眠不足だと、たしかにお肌は疲れてしまう。
これは、睡眠中に分泌されている成長ホルモンが減少してお肌のターンオーバーをさまたげてしまい、結果お肌の老化、たるみを加速させてしまうのです。
午後10時から午前2時のあいだがもっとも成長ホルモンが分泌されると言われます。
*夏以外は紫外線対策を意識していない
紫外線といえば、4月から8月までの夏がピークですが1年じゅう降り注いでいるものです。
紫外線は肌に到達すると“活性酸素”を発生させて肌の奥にある弾力やハリのもとであるコラーゲンやエラスチンを変性させたりコラーゲンを破壊する酵素を増やすなどして、顔がたるんでしまうことに。
*タンパク質をとらない
女性に意外と多いのが“タンパク質不足”。
カロリー源の3大栄養素は「タンパク質」「炭水化物」「脂肪」ですが、タンパク質は筋肉や皮膚細胞を構成するために欠かせません。
コラーゲンもタンパク質を体内でアミノ酸に分解してから再構成されるわけです。
スキンケア
*一年中、肌の乾燥が気になる
肌の表面が乾燥すると肌のキメがあらくなり、毛穴も開いてきます。
また肌自身が乾燥から守ろうとして、皮脂の分泌を促進させます。
それによって必要以上の皮脂が分泌されて毛穴が詰まりやすくなってしまいます。
さらに皮膚の奥の真皮の水分が不足して皮膚がたるみ、毛穴を目立たせます。
*洗顔時、ゴシゴシ洗う
最近は、「ゴシゴシ洗ってはいけない」というのが広まりましたね。
肌の一番外側の角質層は、肌内部を外部刺激から守りながら肌内部の水分の蒸発を防ぐという役目があります。
ゴシゴシ洗うことでこの角質層が傷つき、外部の攻撃も受けやすく肌内部の水分も減少してしまうと、肌が乾燥します。
これは肌に亀裂が入ってシワにもなっていきますし、肌の弾力をもたらすコラーゲン繊維やエラスチン、ヒアルロン酸などの生産も低下するので結果的に顔のたるみにつながっていきます。
*メイクを落とさずに寝てしまう
若いうちは、まだリカバリーできるものの年齢が上がっていくと翌朝ヒサンな顔になっていることがあります。
化粧品を長く放置すると、化粧品の中の粉末、金属、油分成分が酸化して皮脂とまざりあい様々なトラブルを引き起こします。
その結果、ニキビ、シミ、毛穴の広がり、乾燥によるシワ、たるみとなっていきます。
*化粧品をケチケチ使っている
効果につられて、高額な化粧品を購入したものの、もったいなくてケチケチ使ってしまう人。
気持ちはよくわかりますが、健康な肌ならまだしも、肌の悩みがあるときには使う量が少ないとやはり効果はあらわれないでしょう。
・皮膚と手の間の化粧品の量が少ないと直接肌を刺激してしまいがち。
・化粧水は、量が少ないとじゅうぶんに保湿できずに乾燥を招く。
・美容液は、量が少ないと効果は期待できない。
・乳液は、量がが少ないと皮膚にふたをする役目がじゅうぶんに果たせない
それならば、惜しくない価格の化粧品を購入したほうが何倍もよいです。
いかがでしたか?生活習慣やクセについては意識すれば改善できそうですね。
あとは表情筋をほぐして、たるみを引き上げていきましょう。
読んでいただきありがとうございました。