ほとんどの人が目をはっきり大きく見せたくてアイメイクをしています。
けれどもやりかたを間違うと大きくなるどころか、小さく見えてしまうこともあるのです。
今回は、効果的なアイメイクのコツをご紹介します。
目次
1.アイシャドウは彫りを深くみせるためのもの
アイシャドウは、目をはっきりさせるステップの第一歩ですが、これだけではまだまだ不足です。
あくまで陰影をつけるのがおもな目的だからです。
アイシャドウでベースを作ったら、アイラインとマスカラというメインのアイテムで、より目をはっきり大きく見せていきましょう。
2.どんなアイラインがいいの?
アイラインにもさまざまな種類がありますが、基本のアイラインのポイントは以下の4つです。
芯がやわらかいもの
アイラインは、繊細な部分に入れるため、芯が硬いと目元を傷つけてしまいます。
速乾性があるもの
目には、絶えず水分があるため、アイラインを入れたらすぐに乾くものがよいのです。
ウォータープルーフ機能のあるもの
いわゆる「パンダ目」対策です。
目の水分で落ちないために必要です。
ペンシルタイプ
なかにはリキッドアイライナーでアイラインを太く入れる人もいますが、まつ毛のすきまを埋めていなければ効果は出ません。
埋められるのはペンシルタイプなのです。
色はブラックが基本ですが、目元をやさしくみせたい場合は、ブラウンを選ぶのもよいと思います。
これらの機能は各化粧品メーカーからも多く出ており、価格の高くないものでも高機能のものがあります。
店頭で比べてみてください。
3.アイラインはココに入れる!
アイラインは、入れる場所を間違えてしまうと目が小さく見えてしまうから本当に注意です。
目が小さく見える場所→目の粘膜やまつ毛が生えている上の部分です。
正しい場所→あくまでもまつ毛とまつ毛のあいだを埋めること
ここの位置だけが目をはっきりとさせてくれるのです。
アイラインは目をはっきりさせるだけではなく、白目の部分もくっきりと目立たせるので清潔感が出ます。
アイラインの入れ方
片方の手で、まぶたを引き上げながら、まつ毛のあいだのすきまを、点を入れるように埋めていきます。
まぶたを上げることで、はっきりとまつ毛の根元が見えるからです。
きれいに入れられないときは
こまかいことをするので、きれいにラインを引くことができないかもしれません。
でも心配しなくてもよいです。
入れた最後に綿棒でぼかせばよいのです。
引いた部分を綿棒で軽くなでるだけなので、ぜひともおすすめしたいワザです。
アイラインを入れると目元がはっきりとして、輝きが出てきます。
入れるのがうまくなると、メイクをしているという印象も出なくなるから不思議です。
4.アラフォー世代はココがポイント
目を開けたまま、ペンシルで目尻に少し上向きのラインを2mmほど描き足してみましょう。
これで下がりがちな目尻を引き上げてみせる効果があります。
5.下まぶたはリキッドアイライナーがおすすめ
下まぶたにアイラインを入れることで、目のフレームが強調されます。
けれども注意なのは、下まぶたのほうが、時間がたつとくずれやすくなってしまうということです。
こんなときはリキッドアイライナーのほうが、一般的にくずれにくいと言われています。
入れかた
片方の手で下まぶたを引き下げながら、目尻側3分の2くらいまでの、まつ毛のすきまを点を入れるように埋めていきます。
6.リキッドアイライナーの便利な使いかた
「リキッドアイライナーを使ってみたいけれど、派手になりそう」と迷っている場合は、ポイント使いがおすすめです。
コツ
●目をあけたままラインをいっきに引きます。
目を閉じて引いたら、目を開けたときに意外と跳ね上がっていなかったり、かえって下がっていたり、短かったりするからです。
このときも鏡に両目を映して、両方のはねあげのバランスをみながら左右対称になるように心がけましょう。
●リキッドアイライナーだけだと、印象が強すぎる場合は、先の細いアイシャドウブラシで濃いブラウンのシャドウをとり、アイラインの境目をぼかしていきます。
黒目を強調したいとき
アイメイクの最後に、黒目の上に黒のリキッドアイライナーでラインを足します。
黒目が強調されると、目そのものを大きく見せることができます。
まぶたがはれぼったいとき
アイメイクの最後に、目頭の切れ込みに黒のリキッドアイライナーで、点を入れます。
目の幅が広がって、すっきり見えます。
7.勝負のマスカラ
アイラインの次はいよいよマスカラです。
最近のアイメイクは、マスカラ(まつ毛)に重点をおいている人が多数です。
ここでもいくつかポイントを押さえておきましょう。
選びかた
繊維たっぷり、ダマになりやすいものは避けたほうがよいです。
ウォータープルーフ機能をうたっていても、いつのまにかマスカラの繊維が下まぶたに落ちていることもあったり、ダマダマのまつ毛はかえって野暮ったくなってしまいます。
マスカラの形
ここでは、マスカラのブラシ部分の形のことです。
ポイントは、ブラシを折り曲げて塗るということ。
すでに、ブラシの先が曲がったものも販売されているように、折り曲げることでまつ毛の角度にマスカラの毛の部分がしっかりフィットするからです。
それに、余計な部分にマスカラがつくのも防ぐことができます。
折り曲げる角度ですが、だいたい30度くらいです。
塗りかた
根元から毛先へ、ぎざぎざ左右に小刻みに動かしながら、からめるように塗ってください。
まつ毛が開くようにします。
下まつ毛は、マスカラをタテ使いすると塗りやすくなります。
離れた目を近づけたい場合
上まつ毛全体を放射状に根元から広げて塗ったあと、目頭だけを強調して2度塗りします。
こうすることで、離れてみえがちな目を内側に寄せる効果があります。
8.アラフォー世代はココがポイント
目頭側のまつ毛に、ホットビューラーをあててみましょう。
目頭側のまつ毛は内側に入りやすくなっています。
この部分をカールさせてキープすることで、目元のたるみをすっきり見せることができます。
9.自然にみえる「つけま」とは
まつ毛自体が少ない、短いという人は「つけまつ毛」を使用するのもよいかと思います。
でも全体につけると派手になるので遠慮している場合は、部分的に使用することで自然な仕上がりになります。
中央のまつ毛が長いタイプ
まつ毛が少ない人向きです。
中央部分が長くなっているつけまつ毛を黒目あたりに付けることで、自然な印象を与えます。
また、黒目が強調されてはっきり大きく見える効果もあります。
目尻に付けるタイプ
目そのものが小さい人向きです。
ひとつのつけまつ毛を3等分に切って、左端のほうは右目の目尻、右端のほうは、左の目尻に付けます。
目尻のまつ毛が強調されることで、目尻が上がって幅も広くなります。
ここでの注意点は、普段使いの場合は目尻以外の部分の長さとあまりに違いすぎないようにすることです。
アイラインとつけまつ毛については、慣れるまでに時間がかかるものです。
時間のあるときに、練習を重ねることで必ず身についてきます。
次回は眉毛のメイクについてお話ししていきます。
読んでくださりありがとうございました。