ファンデーションを選ぶとき、「自分の肌に合った色を選びましょう」というのが一般ルールですが、選び方や塗りかたを間違ってしまっている人はとても多いのです。
どうしてなのでしょうか?
今回は、自分の肌に合うファンデーションの見つけかたと塗りかたについてご紹介します。
目次
ファンデーション選びで迷ったら
たいていの人がファンデーションを選ぶとき、自分の肌よりもワントーン明るいものを選んでしまう傾向にあります。
それは少しでも肌を明るくみせたい気持ちからでしょうか。
ここでお話したいのは、もしもファンデーション選びで迷ったら、必ず暗いほうを選んでくださいということです。
色々あるファンデーションから2,3本に絞れたら、そこからはまず暗いほうを選んでみましょう。
実はモデルさんの多くは暗めのほうのファンデーションを使っているようです。
明るい色のファンデーションは、白浮きしやすく、最後には顔が浮いてしまって違和感が出てしまうのです。
それに自然な感じにも見えません。
わずかな差であっても、自分の肌よりも白いものを選んでしまうと周りもすぐにわかってしまうものです。
ファンデーションは暗めにして、その後つけるパウダーでトーンを明るくしていきましょう。
リキッドファンデーションが白いと失敗しがちです。
パウダーが光を反射してさらに白く見えてしまうからです。
確実に白浮きします。
もしもお店で美容部員の人に「お客様は色白ですから」と言われてもそのままうのみにして明るいほうを選ばないほうがよいです。
最近は、リキッドファンデーションも機能がよく、どれが悪いというものもあまりなくなってきました。
昔から「これしか自分に合わない」と思ってずっと同じものを使い続けている人も多いですが、これも今はよいものが多く発売されているので機会があればぜひ色々と試してみることをおすすめします。
ファンデーションのタイプはこちら
ツヤを出すためには、リキッドファンデーションを使います。
選ぶものは極力クリーム状のものです。
それがかなえばBBクリームでも大丈夫です。
手の甲にファンデーションを出して目をつぶって触ったら、乳液か美容液に間違えるくらいのクリーミーな感触が好ましいです。
とろみがあるのもよいですね。
クリーミーなファンデーションは、厚みを出すことができます。
ファンデーションを塗るときには、部分ごとに厚みに差をつけていくのですが、クリーミーファンデーションがそれを簡単にかなえてくれます。
よくあるカチカチ振って使う二層式ファンデーションや薄づきのオイルファンデーションは厚みのコントロールができません。
ナチュラルメイクといわれるものには、厚みが自由自在に操ることができるクリーミーさが秘訣です。
ファンデーションを塗る部分
顔には、「美肌にみえるポイント」というものがあります。
これは目の下から頬骨の高い所を通ってこめかみまでの部分です。
実はファンデーションを塗るのはここだけです。
ここをきれいに塗ってそれ以外は残ったファンデーションでささっとなでる程度でじゅうぶんです。
意外に思われるかもしれませんが、顔全体にファンデーションを塗るからきれいに見えるわけではありません。
他人はあごやおでこを見て「肌がきれい」と思いません。
ある部分だけを見てそこがきれいだと「肌がきれい」だと判断します。
それがこの「美肌ポイント」です。
よく雑誌の化粧品のモデルが斜め45度に顔を傾け頬骨の上を強調して見せていますが、これも「きれい肌」と思わせるためのものです。
この部分だけにファンデーションをのせると肌のきれいな人に見えます。
しかも他はほとんど塗らないので自然なままです。
この厚みの差がもともと美しい肌のように見せます。
塗っているのに塗っていないようなナチュラル感を出すには美肌ポイントのみに塗ることがポイントです。
ファンデーションの塗りかた
塗り方としては、美肌ポイントにたっぷりのファンデーションをのせたらあとはスポンジでそのゾーンを上からぽんぽんと押すようにしてなじませていきます。
この美肌ポイントはとにかく厚く盛っていってください。
肌のお手入れは、すべて手を使うことをお話してきましたが、メイクになると基本的に手はおすすめしていません。
手で伸ばすとファンデーションをただ引っ張ってしまい、美肌ゾーンを厚く盛ることができなくなってしまいます。
でこぼこのある顔を手で触ることは難しいので、スポンジがいちばん無難です。
ぽんぽん押すようにのせることで、ファンデーションを簡単に重ねて盛っていくことができるからです。
美肌ポイントを押しおわったら、あとはスポンジに残っているファンデーションで、眉上から生え際のおでこ部分と鼻筋、あご先に薄くのばして出来上がりです。
Tゾーンはテカりやすいのであくまで薄めに。
アラフォー世代は、ひと手間加えて
アラフォー世代は、残ったファンデーションをまぶたにのせて目のまわりに塗り広げます。
くすみやすい目尻のキワの部分までカバーします。
そのあと、何もついていないスポンジで顔の中心から外側へ向かってトントンとタッピングします。
余分な油分をオフしてファンデーションの肌への密着度を高めれば、くずれにくく、ツヤ感も増します。
リキッドタイプかパウダータイプか迷っている場合は、その中間にある「クッションファンデーション」も試してみてはいかがでしょうか?
パウダーファンデーションを使う場合の注意点
一般的に、パウダーファンデーションはツヤを出すには向いていないため、おすすめしていなかったのですが、最近ではクリーミーで厚塗り感の出ないパウダータイプやクッションタイプも販売されています。
「自分はパウダー派」という方は、以下のことに注意しましょう。
●適量はパフの4分の1ほど
●小鼻などのこまかい部分は、パフを折りたたんで塗る
●シミや毛穴にも厚塗りしない
気になる部分は、ポイントメイクでカバーします。
●大きめのフェイスブラシで顔の中心から外側に向かって顔を磨くように余分な粉を払う
このひと手間で、パウダーファンデーションもツヤやかに仕上げることができます。
自分の肌にあった色のファンデーションで効果的な塗りかたをマスターすれば、ツヤ肌の土台は手に入ったようなものです。
参考になさってください。
読んでくださりありがとうございました。