チークをメイクのどの段階で入れていますか?
通常は、仕上げに近い段階、リップを塗る前に入れる人が多いかと思います。
でもいつのまにかチークがなくなっていることがありませんか?
今回は、チークについて秘密のテクニックをご紹介します。
目次
1.チークを入れる2つのステップ
1つめのチークはずばりファンデーションをつけたあとに使います。
ここではクリームチークをおすすめします。
そして2つめのチークはパウダータイプを仕上げた段階で使います。
ファンデーションで肌を作ると、どうしても顔の血色が消えてしまいますね。
自然なほっぺたに見せるためにはチークが必要なのですが、そこでポイントなのがチークを2種類使うことです。
このベースのメイクの段階で、クリームチークを入れていくのです。
実は仕上げの段階のパウダーのチークだけでは落ちやすいのです。
夕方にはチークが消えているという場合も多いのではないでしょうか。
なので、先にクリームチークを入れておくとパウダーチークとくっついて落ちにくくなるというわけです。
チークの二層構造ともいえます。
2.チークを入れる位置は?
チークを入れる位置は、正面から見てよく見える位置です。
小鼻の横、黒目の下の、ちょうど笑ったときに一番高くなるほっぺたのあたりです。
ここがいちばん好感度が高く見えます。
ただし、あとでパウダーチークをのせるのでそこまで厳密でなくてもよいです。
チークを入れる場所には流行があります。
たとえば頬骨に沿って斜めに入れたり、目のすぐ下に入れたり、と今流行っているものだけでも何種類かあります。
でも流行のチークの入れ方は個性的すぎたり人によっては「イタイ」と思われたりするので、注意が必要です。
状況に応じて楽しむようにしましょう。
3.クリームタイプのチークは付けすぎてしまう?
クリームチークは色がべたっとつくから苦手、と敬遠する人もいますがそれはテクニック次第で解決できます。
それでは早速入れていきましょう。
入れかた
①まず手の甲にクリームチークを取ります。
②そしてこのチークをファンデーションを伸ばしたスポンジで取るだけ。
スポンジにファンデーションが残っている面でチークを取り、そのまま頬にのせれば自然になじませてつけることができます。
③鏡を正面に持ち、顔全体をその鏡に映しながら、左右交互の少しずつ色味を入れていきます。
片方の頬を先に仕上げてしまうと、どうしても左右の位置がずれたり、色の出方が変わったりします。
そうすると、片方だけチークが濃くなった、ということも防げます。
4.パウダータイプのチークをお忘れなく!
クリームタイプのチークを入れて、メイクを仕上げていくとその時点ではまだチークの色味が頬のあたりに残っているので、つい「これ以上入れたらアンパンマンになってしまうかも」と2つめのチークを入れないことがあるかもしれません。
でもそれではやはり、時間とともに消えやすくなりますし、なんだかぱっとしません。
実は、自然で若々しいメイクを作るのにパウダーチークは欠かせないアイテムです。
チークを入れることで柔らかさや健康感も演出できるのです。
5.チークを入れない理由って?
たまにチークを入れない人がいます。
理由を聞いてみると、そこだけわざとらしく浮いた感じになるからとか。
特別なメイクをする場合はあえてチークを入れないことがあります。
たしかにチークは入れ方を間違えると「わっ」とびっくりしてしまいます。
けれどもちゃんと、きれいにみえる入れ方があります。
顔色を明るくするのはリップ、と考えがちなのですが、リップは口の部分だけに効果をもたらします。
チークを入れると顔全体の雰囲気がぱっと明るくなり、若々しい印象を与えるのです。
6.2つめのチークは位置が重要
2つめのチークは、仕上げのリップを塗る前の段階が一般的です。
そして、大事なのは入れる位置です。
位置
優しく、幸せそうなイメージを作るには、黒目の下で小鼻よりは上に真正面からブラシで丸く丸く入れていきます。
ブラシも丸いものがよいです。
コツ
鏡に向かって顔をまっすぐにすること。
そして顔を動かさずに左右交互に入れます。
不安になって、あちこち顔の角度を変えながら入れる人もいますが、実はそれが左右均等の位置に入れられず、また色の度合いも左右で変わってくるのでおすすめしません。
7.その入れかたは古い!
ひと昔前は、顔の側面にチークを斜めに入れるのが流行っていましたが、いまだにそうやって入れている人がかなりいます。
メイク本にも「こめかみから頬骨にそって斜めに入れる」と書かれていたのを記憶している人もいるでしょう。
顔を横に向けてチークを入れるのは、このときの斜めチークを確認するための動きだったのかもしれません。
しかし、これは実は老けて見えてしまうのです。
いまどきの「優しい印象を与えるチークの位置が黒目の下」といってもぴんとこない人は、にっこり笑ってほっぺたが盛り上がる部分に入れるのがベストです。
8.アラフォーがチークを入れる場所
前の項でお話ししたように、昔のやりかたでチークを入れている人は、いまどきに変更したほうが賢明です。
さらに、年齢を重ねるごとに少しずつほっぺの位置が下がってくるため、いちばんほっぺが高くなる位置より、少しだけ顔の内側、高めの位置に入れたほうが若々しい印象になります。
コツは「寄せて上げる」ですよ。
9.チークの定番カラーは?
あらゆる場所、どんな年齢でも似合うチークの色というものがあります。
それはオレンジ系のピンクです。
日本人の肌に合う色です。
黄色味のある肌にオレンジ系ピンクのチークが入れば外すことはないでしょう。
派手な色、というわけではないのでチークだけが浮くこともありません。
パウダーチークとしては、少し光沢が入ったものがなじみやすいかもしれません。
派手になるのではないかと、ついマットなパウダーチークを選んでしまいがちですが、マットタイプはかえってぼかしたりするのにテクニックが必要になります。
最初は光沢入りがよいと思います。
定番は定番として、あらゆる色のチークがあり、ときにはほかの色も試してみるのもよいのですが、オレンジ系ピンクのチークを手に入れたうえで試してみてください。
青味のあるピンクや赤いチークは、自分の似合うカラーにあてはまれば、使ってみるのもよいでしょう。
チークにをうまく入れるなら、ベースメイクのときにクリームチークとして入れてください。
これで仕上げのパウダーチークに定番を使うことでいい感じに混じって、新鮮で赤みのある、悪目立ちしないチークに仕上がります。
10.チークブラシについて
メイク用のブラシというのは、もともとはプロが使用するものでした。
一般の人も、使いたいと思いながらもその値段の高さに手が出なかったのです。
最近になって、お手頃で質のいいメイクブラシも発売されるようになってきました。
ずっとメイクを続けていくうえで、また効率的にも、仕上げのよさを求めるならばぜひとも大きめのブラシを手に入れたいものです。
特にチークブラシが大きいと、持って肌に当てるだけで面積が大きいため触れる回数も少なくて済みます。
ブラシが小さいと、そのぶん入れる回数が多くなり、色ムラも出やすく自然な仕上げになりづらいのです。
何度も入れていると確実に濃くなってしまうので、チークが悪目立ちします。
11.パウダータイプのチークの入れかた
それではチークブラシを使って入れていきましょう。
入れかた
①パウダーチークをブラシ全体に含ませたら、ティッシュに余分な粉を落とします。
このひと手間でチークのムラづきを防ぐのです。
②チークを入れる場所を鏡で確認したら、上向きの楕円形に塗ることをイメージしながらブラシを肌に当てます。
大きなブラシだと2,3回、回すだけできれいにチークがはいっていきます。
今回は2段階でチークを使うお話しをしました。
リップで仕上げる前にもう一度こちらでおさらいしてみてくださいね。
読んでくださりありがとうございました。