おしろいとミネラルパウダーの使いかたがわからない?!

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ファンデーションのあとに「おしろい」を使う手順は一般的ですが、最近は「ミネラルパウダー」も広まっていますね。

どちらを使うかはその人次第ですが、そもそもこの2種類のパウダーは、どうやって使い分ければいいのでしょう?

オンリーミネラル

1.パウダーはメイクを長持ちさせる

リキッド(またはクリーム)ファンデーションだけであとは何もつけない、という人もいますが、柔らかいものが皮膚にのったきりでは、ヨレたり、はがれたりします。

そこで、最後に粉をのせ、ぴたっとフィットさせることが大切になってくるのです。

メイクを長持ちさせるのがパウダーの役目です。

2.2種類のパウダー

メイクが崩れないためのパウダーですが、おもに「おしろい」と「ミネラルパウダー」があります。

どちらを使うというよりは2種類のパウダーを使い分けることをおすすめします。

化粧下地と同様の考え方です。

ルーセントパウダー(おしろい)

見た目が白くて、塗ると無色透明になるパウダーです。

一般的に「おしろい」といわれるものです。

粒子が細かく、触るとサラサラしています。

ミネラルパウダー

今や多くのブランドから発売されています。

ミネラルパウダーは、おしろいよりも粒子が荒く、肌色で、指で触るととてもしっとりとしています。

顔の中は皮脂が出るところと乾燥するところに分かれています。

皮脂が出る部分はルーセントパウダー、そのほかの部分はミネラルパウダーといったぐあいに、部分で使い分けるとベストの仕上がりになります。

肌の悩みに応じたパウダーの使い分けがきれいな仕上がりを導くのです。

それではさっそく試してみましょう。

3.ファーストステップ:ルーセントパウダー

使う部分

テカりやすい部分のみです。

粒子の細かいルーセントパウダーは、油分・水分を吸い取る役割があります。

使いかた

パフでパウダーを少量とって、シリコン系の下地を塗ったのと同じ「小鼻、小鼻の脇、Tゾーン、あご」の4カ所だけにすりこんでいきます。

注意

★顔全体に塗るのはNGです。

顔全体にはたいてしまうと、顔がつっぱったり、小じわが目立つことになります。

★できるだけ粒子が細かいものを選んでください。

つけた瞬間に顔がキシキシするのはやめましょう。(昔の商品のなかには、よく見られます)

メイク崩れの大きな要因のひとつは皮脂です。

皮脂が毛穴から出ることで、液体であるファンデーションをじわじわと溶かしてしまいます。

しかしルーセントパウダーが肌の上にあれば、皮脂が出ても粉が吸い取ってくれるので、結果ファンデーションは落ちにくくなるのです。

乾燥肌で皮脂が出ないという人は、このルーセントパウダーを使わなくてもよいです。

梅雨や夏など湿気が多く、汗をかきやすい時期のみ使用してもいいと思います。

4.セカンドステップ:ミネラルパウダー

使う部分

ルーセントパウダーをのせた以外の部分です。

ミネラルパウダーの特性は「乾燥しない」ことです。

ポイント

筆を用意しましょう。

ここだけは守ってください。

なぜなら限りなく薄くつけることがポイントになってくるからです。

それは指でもスポンジでもなく、筆にしかできないことです。

筆は高価なものではなくても、触って気持ちのよいものであればよいです。

ミネラルパウダーを塗れば、保湿力を与え、ツヤを出すことができます。

このパウダーはもともと、「下地の上にこのパウダーを塗るだけでツヤが出る」という理由で発売されたのですが、ここでは、その機能を活かしていきます。

ただし、粉であるのでたくさん乗せてしまうとやはり厚ぼったく見えてしまいます。

そのために筆を使って限りなく薄くつけていくのです。

使いかた

①パウダーのフタに粉を出し、そのフタに筆を軽く押し付けるようにしながらグリグリかきまぜてしっかりと粉を含ませます。

②その後、筆の部分を上に返して、持ちての端を垂直に机の上でトントン数回叩きます。

こうすることで、筆の表面についていた粉が奥へと入っていきます。

もしかするとコマーシャルなどでこの光景をみたことがあるかもしれませんね。

何気ない作業ですが、ここが重要です。

こうすることにより、顔全体に均一に薄くつけることができるのです。

外出時にも

筆にたっぷり含ませたものをお出かけ用のポーチに入れておけば、ミネラルパウダー本体を持って行かなくてもよいですね。

●ブラシをくるくる回しながら、優しく皮膚を磨いていく感覚ですべらせていきましょう。

ミネラルパウダーの特性で、磨くとツヤ感がどんどん出てきます。

注意

くれぐれも優しくすべらせてください。

強い力で筆を動かすとリキッドファンデーションがはがれてしまいます。

このパウダーをのせることで、ファンデーションの液状(クリーム状)のツヤがもっと自然な、肌の内側からにじみ出るツヤに変身します。

5.パウダーはココに塗って仕上げる

最後にパウダーを塗る場所は、ずばり「涙袋」です。

涙袋とは、目の下のまぶたに沿ってふくらんでいる部分のことです。

夕方くらいに目の下にマスカラやアイラインが落ちて黒くなることがありませんか?

それは涙袋や目の下のキワの部分がリキッド(またはクリーム)ファンデーションで湿っているままだからです。

涙袋がないという人も、目の下は落ちたアイメイクが付きやすい部分です。

ここはパウダーをつけても、ファンデーションが顔を出しやすい部分なので、まばたきをするたびにマスカラやアイラインの色が溶けてしまいます。

なので、涙袋と目の下のワキに、しっかりとパウダーをつけておくことで、マスカラやアイライナーの色落ちを防ぎます。

6.どちらのパウダーを使うか?

涙袋に塗るパウダーはどちらのタイプでもよいのですが、目の下の小じわが気になる人はミネラルパウダーを使ってください。

塗りかた

アイシャドウブラシまたはチップでパウダーをていねいにのせていきます。

指で触って、さらさらとした感触になるまで塗って下さい。

パウダーで防波堤を作るイメージです。

ベースのメイクをするにあたって、ポイントになるのは「顔全体に塗らない」ことです。

必要な場所に、必要な分量だけを塗るということ。

これが自分のもっている元々の顔を美しく見せるための秘訣です。

今までパウダーファンデーションを使って顔全体にはたいていた人は、仕上がりのしっとり感には最初は慣れないかもしれません。

けれども肌にとってはこれがおすすめです。

塗っているのに、塗っていないようにも見える。

「もともとの肌がきれい」と思わせるような軽やかさはこういったことから生まれます。

すべてのアイテムを顔全体に塗ると、いかにも作った感じが出てしまうのです。

きれいに見えるコツだけを押さえていれば、無理のない「きれい肌メイク」に見せることができます。

読んでくださりありがとうございました。

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