シャンプーで余分な皮脂や汚れを落とすのは、気分的にもよいものです。
シャンプーのあとは、髪を乾かすという動作が必要になってくるのですが、「無意識にこれを一つの流れととらえている人」、「面倒くさいけれど仕方なくやっている人」とさまざま。
どうせやるからには、髪を傷めずにケアする乾かし方をマスターしませんか?
どうして髪を乾かさなければいけないの?
睡魔に負けて、濡れた髪のまま寝てしまったとき・・・。翌朝はヒサンです。
●髪の毛が逆立ってしまう、またはハネまくっている
●スタイリングに時間がかかる
●じゅうぶんに乾ききっていないので、雑菌が繁殖して髪(頭皮)が匂う
●枕もへんなニオイがする
●季節によっては、カゼをひいてしまうことも
●結果、気分が落ち込む
髪のまとまり感や、なめらかさをつくるのはキューティクルです。
キューティクルは濡れているときがいちばんデリケートな状態になっています。
せっかく頭皮をきれいにして、髪をこすらないようにシャンプーしても、寝ているあいだに濡れた髪がこすれてキューティクルを傷つけてしまっては台無しです。
髪のためにも、翌日の手間を考えても、髪を乾かすことは大切なことなのです。
ちゃんと髪を乾かしていても、30歳くらいから、ホルモンバランスの乱れによって、シャンプーをしても頭皮のニオイが気になり始める場合があります。
こんなときは頭皮のニオイに着目した美容液を使用してみるのもよいですね。
シャンプー後、清潔な頭皮に付けてマッサージしてからドライヤーで乾かすタイプのものが一般的です。
髪を乾かす最初の段階はタオルドライ
ドライヤーの熱が髪を傷める原因になることは、広く知られています。
まずはタオルでしっかりと水分を取ってから、ドライヤーの熱を髪に当てる時間を短くすることが必要です。
タオルドライのやりかた
1:シャンプーのあと、両手のひらで髪の毛を握ってそのまま水気を絞ります。
ロングヘアは場所を移動しながら。
髪が傷みますので、くれぐれもねじって絞らないようにしてください。
2:乾いたタオルで頭を包み込んで全体を押さえるようにします。
タオルに水分を移すようなイメージです。
3:頭皮をポンポンとたたくようにして水気をとります。
4:毛先に残った水分は、タオルではさんでたたくか、手のひらに圧力をかけて取っていきます。
(NG)ここでも、髪をこすりあわせながら乾かさないようにしてください
水分が多く残っている髪をドライヤーで乾かすには、思ったよりも時間がかかります。
また、ドライヤーの強い風で、濡れた髪が摩擦を起こしてキューティクルが痛んでしまいます。
タオルドライをしっかりしていれば、表面の水気はある程度取れるので髪のダメージも抑えられるのです。
ドライヤーの前にやっておきたいこと
「タオルドライのあと、早速ドライヤー」。
ちょっと待ってください。
濡れた髪をドライヤーの熱から守る、髪に栄養を与える「洗い流さないトリートメント」を使う方が増えています。
このステップを加えることで髪の表面を補修してなめらかにしてくれる働きがあるといわれています。
トリートメントはオイル系やクリーム系といったさまざまなものが販売されていますので、自分の使いやすいもので選ぶとよいかと思います。
オイル系はしっとりとした感触で、ツヤ・まとまりのよい質感を出したい方向き、クリーム系は、なめらかな感触で、しなやか・ふんわりとした質感を出したい方向きです。
ドライヤーで乾かす前に取り入れてみてはいかがでしょうか?
自分は、普段は顔にも髪にも使えるホホバオイルでトリートメントしています。
肌も髪もしっとりした感じがします。
肌にハリ・潤い・艶を補ってくれる保湿美容液 【ホホバオイル】
トリートメント剤の塗りかた
1:トリートメントを使用量(パッケージなどに記載されています)手に取って手のひらや指全体に広げます。
2:髪の毛の長さの中間から毛先に向かって手ぐしを通すように塗ります。
表面だけでなく、中の髪にも塗るように、髪をかきあげながら手ぐしを通してください。
3:頭頂部の髪の毛を両手で軽く握って上に引っ張り上げるようなイメージで塗ります。
頭頂部は、予想以上に痛みやすい部分なのです。
このようにタオルドライ後、頭皮のためには「頭皮の保湿」をおすすめしているわけです。
次回は、まとまりやすくなるドライヤーの使いかたについてお話ししていきます。
読んでくださりありがとうございました。