涼しさを感じるようになってから、なんだか肌がカサカサしたり、ピリピリする・・・。
夏の強い日差しから肌を守るために、色々対策してきたつもりなのになぜ?
いつもと同じケアを続けていると、老化を加速しかねません。
今回は、秋の肌トラブルについてケアしていくポイントをご紹介します。
目次
1.まず、シミとシワをチェック
シミは長年にわたって、肌に蓄積し続けたダメージが、ある日限界を超えて肌の表面に表れます。
シワも肌のハリを作る構造が紫外線などによって壊されて、たるみを引き起こすものです。
放っておくと、そのたるみが深いシワとなって定着します。
まずは、現在の自分の肌の状態を確認してみましょう。
鏡を見ているようで、案外細かいところまではチェックができていない場合が多いのです。
シミのチェック方法
朝、メイク前に行います。
自然の朝日と室内の照明が半々くらいの明るさの場所で、シミが濃くなっていないか、今まで気が付かなかった場所にできていないかをチェックします。
顔のなかでも、頬骨やエラのあたりにもシミができやすいので、横を向くなどしてていねいに確認してください。
シワのチェック方法
夜、入浴後、スキンケアをしてじゅうぶんに肌がうるおった状態で行います。
目や口のまわりといった、よく動かす場所はシワになりやすいので注意が必要です。
乾燥でできた小じわも、そのうち消えなくなっていくと、たるみが進行しているサインかも。
2.疲れた肌は弱っている
夏の紫外線や近赤外線と闘ってきた肌は、疲れています。
外の刺激に弱くなっている状態です。
そんな肌を洗顔で強くこすったり、睡眠不足で過ごしていると、普段なら汗やホコリ、シャンプー、化粧品に対してもなんともないのに、これらが刺激となって肌トラブルを引き起こします。
また、ベタベタするのが嫌いだからといって、夏はクリームを使っていなかったら、一見、化粧水で保湿しているつもりでも、角層から水分が逃げていきやすくなります。
3.肌は回復しようと頑張るけれど・・・
人間の体は、自己回復力があります。
肌も、外からの刺激によってダメージを受けた場合、早く回復しなければ、とターンオーバーを早めて短い周期で新しい細胞を作ろうとします。
けれども、短い周期でできた角質細胞は、普段よりも弱くすきまができたような乱れた状態になりやすいのです。
そのすきまから水分が外に逃げ出し、肌の奥が乾燥してしまいます。
4.早めのケアなら戻るのも早い
肌の乾燥が長引くほど、肌は弾力や再生する力を失っていき、小じわやくすみなどが加速します。
いつも以上にていねいにケアをすることが必要です。
早めにお手入れするほど、効果は表れやすくなります。
洗顔
しっかりと泡立てて、直接手が肌にふれないように、そっとやさしく洗います。
肌が弱っていると、ぬるま湯を使ってもピリピリするときがあるので、刺激を感じない温度で洗いましょう。
保湿
化粧水や美容液はケチらずに、たっぷりと使います。
肌をおさえこむようにやさしく手で中に入れてあげるイメージです。
クリームも、セラミドなどの保湿成分の入ったものを使って肌にフタをします。
これもたっぷりと使ってください。
ダメージを受けた肌の場合は、クリームを吸収してくれる感じがします。
UVケア
一年中、UVケアが必要なことはご存知だと思います。
肌を安定させるためにも秋、冬と続けていきましょう。
近赤外線対策もお忘れなく。
食事
肌のためには、ある程度の脂質やたんぱく質は必要です。
不足すると健康な肌の角層を作ることができなくなるからです。
5.保湿ケアの前に血流を改善する方法
疲れた肌は、血流も低下しがちです。
そんな状態では、保湿ケアをしてもその成分が肌の奥まで届きづらいのです。
そこで、ケアの前に肌を指の腹で軽くタップしていく方法をご紹介します。
使う指は?
人差し指と中指と薬指の3本の指の腹を使います。
使う力は?
弱ければ弱いほどよいです。
働きかけるのはデリケートな毛細血管なので、できるだけ弱い圧力で行います。
目安は1円玉2枚分といわれています。
タップする場所は?
額
利き手と逆の手でおでこを引き上げていき、気持がよいと思う場所で手を止めます。
利き手の人差し指と中指と薬指の腹で、下の順番にタップしていきます。
真ん中→上→真ん中
真ん中→右→真ん中
真ん中→左→真ん中
真ん中→下→真ん中
3往復ずつ。
タップが終わったら、おでこに添えた方の手を静かに離します。
目元
左手で左のこめかみを斜め上に軽く引き上げて、目がぱっちりとした場所で手を止めます。
右の中指と薬指の腹で、左目の目尻から目頭へ向かって、タップしていきます。
同様に、右の目元も左手の指で行います。
左右3回ずつ。
タップが終わったら、こめかみに添えた手を静かに離します。
口元
左手で左のほうれい線を斜め上に引き上げて、ほうれい線が目立たなくなる場所で手を止めます。
右手の中指と薬指の腹で、左の口角から小鼻へ向かってタップしていきます。
同様に、右の口元も左手の指で行います。
左右3回ずつ。
タップが終わったら、頬に添えた手を静かに離します。
このタップを毎日行うことで、血流も改善されて顔もスッキリして、保湿成分も肌に入りやすくなっていくでしょう。
読んでくださりありがとうございました。