ひんやりスキンケア商品事情

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暑い夏の夜。バスタイムでリラックスしたばかりなのに、じんわりと汗が出てくる・・・。

こんなときは、さっぱりひんやりしたスキンケア商品を使いたいですね。

もしかすると毎年、お店でいつものパッケージを手に取りレジへ向かっているのではないでしょうか。

実はひんやりスキンケア商品も少しずつ変わってきているのです。

ひんやり商品の動き

夏のコスメに清涼感を求める女性は多いでしょう。

化粧品に限らず店頭に涼しさを提供する「ひんやり商品」が並ぶと「ああ夏が来たな」と感じます。

定番商品とともに、意外と入れ替わりのあるジャンル。

ニーズにマッチすると、とたんに人気ランキング上位に躍り出たりします。

そもそも、ぱっと思い浮かぶ「ひんやりスキンケア商品」といえば、男女問わずに「(あのブルーの)入浴剤」や「(白地に青いマーク)のシャンプー」がはじまりでした。

たしかに清涼感はありますが、血行促進の効果もあるのか、かえって体や頭皮がポッポと暖かく感じることも。

その後はお湯をあびると、ひやっとするボディセラムやお風呂上りに全身になじませて扇風機にあたって清涼感を得るボディローションなど、おもにボディに対しての商品がメインでした。

フェイス用ひんやり

ひんやり商品の市場は、ボディの次に、今度はフェイスに移行します。

毛穴を引き締める洗顔料、ローション、冷蔵庫で冷やして使うシャーベット状の美容液といったいわゆる「低温商品」が出てきました。

また最近は氷結感覚のスプレー式CCベースというメイクの下地材にも進出しています。

通販で購入すると、クール便で届き冷蔵庫で保存するというスキンケア商品も人気です。

夏の冷蔵庫の中は、食品よりもひんやり商品の数が多かったという一人暮らしの女性もいたのでは?

化粧品専用冷蔵庫

部屋によっては、夏の温度が40度になる場所もあります。

そんなところに化粧品を置いておくと、口紅がドロドロになったり、化粧品は変質してしまうこともあります。

化粧品専用冷蔵庫は、プロのあいだでは使われていましたが、最近は一般家庭にも普及してきました。

普通の冷蔵庫は、棚がじゃましてボトルを立てられなかったりしますが、化粧品専用冷蔵庫は、ボトルを縦に収納でき、サイズも炊飯器なみに片手でもつことができるのが特徴です。

価格も数千円から入手できるのもいいですね。

庫内温度は商品によって異なるので使い勝手に合わせたものを選ぶとよいかと思います。

「うるおい」重視へ

ひやっとするスキンケア商品は、毛穴を引き締める感覚を重視していましたが、今は「うるおい」を重視しています。

「キンキンする冷えた感覚」より「うるおってみずみずしいひんやり感」が求められているのでしょう。

どの化粧品メーカーも「保湿」をテーマにあげており、

・ジェル状になっていて、肌にのせるとふわっと、とろとけるタイプのもの

・メントール配合ながら、ぺパーミントやブルーカモミールなどのオーガニック成分を含んだオイル状のもの

・目元に特化した水性クリーム。目元の皮膚温度を変化させて血流を促すことにより、くすみやむくみ、クマをやわらげる目的のもの

といった商品を発売しています。

清涼感を出すために、かつてのスキンケア商品にはアルコールやメントールを多く含んでいました。

たしかに毛穴は引き締まった感じがしますが、同時に肌のつっぱりもあったのです。

暑い季節は、汗をかくので水分でうるおっているような感覚がありますが、そのぶんつい保湿もおろそかになりがちです。

冷房のきいた部屋にいるため、肌も乾燥しているのです。

「うるおう・ひんやりスキンケア」は出るべくして出た、といえます。

日本のみならず、国際的にも広がっていく予感です。

読んでくださりありがとうございました。

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